米Meta Platformsは、JavaScript向けのユーザーインターフェイス・ライブラリである「React」のWebサイトを全面的に一新したと3月16日(現地時間)に発表した。ドメイン名も、「reactjs.org」から「react.dev」に変更した。従来のWebサイトも「https://legacy.reactjs.org/」に残すが、今後新しい情報が加わることはほとんどないとしている。
新しいWebサイトの最大の特徴は、JavaScriptのサンプル・コードと、その実行結果を並べて表示する「サンドボックス」だ。記述してあるサンプル・コードは自由に書き換えることができ、書き換えた結果に応じて、実行結果の表示もリアルタイムで変化する。サンドボックスは、Reactの使い方を初歩から解説するWebページや、ReactのAPIドキュメントの600カ所以上に登場する。実際にコードを書き換えるとどうなるのかをすぐに試せるので、解説をより理解しやすくなる。
APIの解説はより詳細なものになり、APIの使い方を解説する「Reference」に加えて、APIを実際に使ってみたコードをサンドボックスで表示する「Usage」で構成するようになった。サンドボックスのコードを書き換えて試してみるだけでなく、コードをコピー・アンド・ペーストして、自身で開発しているコードに組み込むことも簡単にできる。
Meta Platformsは、新しいWebサイトに対する感想や要望を求めている。すでに、「サンプル・コードとしてTypeScriptのものも載せてほしい」などの要望が届いているという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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