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Oracle、大規模なKubernetes環境の信頼性・効率の向上を低コストで実現するOKEのアップデートを発表

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 米Oracleは、「Oracle Cloud Infrastracture(OCI)」において、「Oracle Container Engine for Kubernetes(OKE)」に対する需要の高まりに対応すべく、大規模なKubernetes環境の運用を簡素化してコストを削減しつつ、信頼性と効率を向上する新機能を、3月20日(現地時間)に発表した。

 今回、発表された新機能によって、IT部門のスキル障壁、リスク、管理負担の軽減が可能になり、エンタープライズグレードのKubernetesの信頼性と効率が向上し、大規模なKubernetes環境では複合的なコスト削減が実現する。

 今回のアップデートでは、OKEに対してVirtual Nodes、アドオンのライフサイクル管理、Workload Identityなどが追加された。

 Virtual Nodesは、サーバレスKubernetesエクスペリエンスを提供し、企業がKubernetesベースのアプリケーションを大規模に実行できるようにするとともに、基盤となるインフラストラクチャの管理、スケーリング、アップグレード、トラブルシューティングといった運用上の複雑な作業を行うことなく、信頼性の高い運用の確保を支援する。使用量に応じた価格設定を採用しており、Kubernetesワークロードを大規模に実行する際の、コスト最適化が可能になる。

 アドオンのライフサイクル管理では、企業が選択した補助業務ソフトウェアや、関連アプリケーションのインストールと構成を行う上での柔軟性を高められる。初期設定から導入、継続的なアップグレード、パッチ適用といったソフトウェアのライフサイクル全体を管理でき、対象となるアドオンにはCoreDNSやkube-proxyといったクラスタにデプロイされる必須ソフトウェアや、Kubernetesダッシュボード、「Oracle Database」「Oracle WebLogic」など、オプションとなるソフトウェアオペレータの豊富なポートフォリオへのアクセスが含まれる。

 Workload Identityは、ポッドレベルのIDおよびアクセス管理の制御によって、企業におけるセキュリティ体制の向上と管理オーバーヘッドの低減を実現する。

 そのほか、新規にプロビジョニングされるクラスタのデフォルト設定を、2000個のワーカーノードに増やすことで、より大規模なクラスタをサポートしやすくした。また、オンデマンドVM価格をさらに50%割引する、プリエンプティブルインスタンスのサポートを近日中に提供するほか、すでに提供しているワーカーノードのSLAに加えて、Kubernetes APIサーバの稼働時間および稼働率を保証するSLAを提供する。

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