Djangoソフトウェア財団は、Pythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークDjangoの最新バージョンとなる、「Django 4.2」を4月3日(現地時間)にリリースした。
「Django 4.2」は長期サポート(LTS)としてリリースされており、少なくとも今後3年間はセキュリティとデータ損失に関する修正が適用される。また、2023年12月までの期間、クラッシュを引き起こすバグ、新機能における主要なバグ、旧バージョンからのリグレッションへの修正も受け取れる。
「Django 4.2」におけるおもな機能追加としては、Python向けPostgreSQLアダプタであるpsycopgの、バージョン3.1.8以降をサポートするようになったほか、カラムとテーブルにコメントを作成できるオプションField.db_commentとMeta.db_table_commentの追加、StreamingHttpResponseにおけるDjangoがASGI経由で提供される場合の非同期イテレータ、および関連するマネージャとモデルにおける非同期インターフェースのサポートが行われた。
なお、「Django 4.2」のリリースによって「Django 4.1」のメインストリームサポートは終了しており、最後のマイナーバグ修正リリースとなる「Django 4.1.8」は4月5日(現地時間)にリリースされている。2023年12月までは、セキュリティとデータ損失に対する修正を受け取れるため、すべてのユーザーはそれまでにアップグレードを行うことが推奨される。
また、「Django 4.0」は延長サポートが終了したため、「Django 4.1」以降へのアップグレードが求められている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です