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「Python 3.10.11」が登場、3.10系列としては最後の定期バグフィックスアップデート

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 Python Software Foundationは、プログラミング言語「Python」の新版「Python 3.10.11」を4月5日(現地時間)に公開した。PythonはPython Software Foundation Licenseで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 「Python 3.10.11」は、Python 3.10系列では最後の定期バグフィックスアップデートとなる。2021年10月に、Python 3.10系列としては初のバージョンである「Python 3.10.0」を公開して以来、これまで2カ月ごとに定期バグフィックスアップデートを公開してきた。しかし、2022年10月に新世代版となる「Python 3.11.0」を公開した。このため、Python 3.10系列では最後の定期バグフィックスアップデートは今回が最後となる。

 今後Python 3.10系列では、セキュリティ脆弱性の修正を目的とした不定期なアップデートしか提供しない。最後の定期バグフィックスアップデートとなったPython 3.10.11では、OpenSSLのバージョン1.1.0以前には対応しなくなり、OpenSSL 1.1.1移行のバージョンが必要になるなどの修正が加わっている。

 次世代版である「Python 3.12系列」の開発は2022年5月に始まっている。最近では2023年4月に7度目のアルファ版を公開している。事前の予定ではこれが最後のアルファ版となり、その後4回のベータ版、2回のリリース候補版を公開して、2023年10月に「Python 3.12.0」の正式版が公開となる予定だ。そして2024年4月には、Python 3.11系列の最後のバグフィックスアップデートとなる「Python 3.11.9」が公開となり、その後はPython 3.11系列もセキュリティ脆弱性の修正を目的とした不定期なアップデートのみの提供となる予定だ。

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