SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Power Automate Desktopチュートリアル

無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」のサブフローで、作った機能の柔軟性を高めよう

Power Automate Desktopチュートリアル 第21回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サブフローをデザインする

 デスクトップ上でスクリーンショットを取得して、画像ファイルに保存するフローを作成します。

[1]新しいフローを作成する

 Power Automate for Desktopを開きます。

 トップ画面から[+新しいフロー]をクリックして、適当な名前(ここでは「CalendarDecorationFlow」)で新規のフローを作成します。

[2]新しいサブフローを作成する

 デザイン画面上部の画面上部のツールバーの下の[サブフロー]タブのドロップダウンを開き、[+新しいサブフロー]をクリックします。[サブフローの追加]ダイアログで、サブフロー名に[ScreenShotFlow]と名付けて保存します。

図:新しいサブフロー
図:新しいサブフロー
図:サブフローの追加
図:サブフローの追加

[3]ピクチャフォルダーを取得する

 [フォルダー]アクショングループから[特別なフォルダーを取得]アクションを配置します。

図:ピクチャフォルダーを取得アクションの配置
図:ピクチャフォルダーを取得アクションの配置
図:ピクチャフォルダーを取得アクションの設定
図:ピクチャフォルダーを取得アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • 特別なフォルダーの名前:ピクチャ
  • 生成された変数:%Pictures%

 [生成された変数]は変数名をクリックすると編集状態になるので、これを変更してください。

[4]フォルダーを作成する

 [フォルダー]アクショングループから[フォルダーの作成]アクションを配置します。実行時、同名のフォルダーがある場合とくに新規作成はされずエラーにもなりません。作成または既存のフォルダーの参照を変数として取得します。

図:フォルダーの作成アクションの配置
図:フォルダーの作成アクションの配置
図:フォルダーの作成アクションの設定
図:フォルダーの作成アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • 新しいフォルダーを次の場所に作成:%Pictures%
  • 新しいフォルダー名:ScreenShotFolder
  • 生成された変数:%SSFolder%

 [生成された変数]は変数名をクリックすると編集状態になるので、これを変更してください。

[5]現在時刻を取得する

 [日時]アクショングループから[現在の日時を取得]アクションを配置します。設定はそのままで保存します。

図:現在の日時を取得アクションの配置
図:現在の日時を取得アクションの配置

[6]ファイル名の日時フォーマット文字列を取得する

 [テキスト]アクショングループから[datetimeをテキストに変換]アクションを配置します。

図:datetimeをテキストに変換アクションの配置
図:datetimeをテキストに変換アクションの配置
図:datetimeをテキストに変換アクションの設定
図:datetimeをテキストに変換アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • 変換するdatetime:%CurrentDateTime%
  • 使用する形式:カスタム
  • カスタム形式:yyyyMMdd_HHmmss

[7]スクリーンショットを取得して保存する

 [ワークステーション]アクショングループから[スクリーンショットを取得]アクションを配置します。

図:スクリーンショットを取得アクションの配置
図:スクリーンショットを取得アクションの配置
図:スクリーンショットを取得アクションの設定
図:スクリーンショットを取得アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • キャプチャ:フォアグラウンドウィンドウ
  • スクリーンショットの保存先:ファイル
  • 画像ファイル:%SSFolder%\%FormattedDateTime%.png
  • 画像の形式:PNG

 サブフローはこれで完成です。これをメインフローから繰り返し呼び出します。

次のページ
メインフローを作成してサブフローを呼び出す

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Power Automate Desktopチュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17703 2023/05/26 11:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング