CodeZineを運営する翔泳社より、7月20日(木)に書籍『アジャイルプラクティスガイドブック チームで成果を出すための開発技術の実践知』が発売となりました。
アジャイル開発においてチームづくりや組織論は重要ですが、一方で開発ツールや手法も欠かせないものであり、状況に合わせて最適なプラクティスが必要です。そんな技術面のプラクティスを網羅的に取り上げ、116個のベストプラクティスを紹介するのが本書です。
本書では架空の開発現場を舞台にしたマンガとともにトラブルや課題が発生しがちな開発シーンに注目し、そのとき最も有効なプラクティスを解説していきます。それぞれのプラクティスが生まれた背景やその目的も説明しているので、チームや現場の状況に即して応用できるようになるはずです。
本書で取り上げるシーン例
実装方針の検討タスクの分解、ブランチ戦略の検討、コミット、コードレビュー、複数人での共同作業、テスト、運用を見据えたソースコードの整備、CI/CD、デプロイ、リリース、モニタリング、関係者間の認識合わせ、チーム内外との連携 など
アジャイル開発を取り入れたのにうまくいっていないと感じている、アジャイル本をいくら読んでもプラクティスをいい感じに使えていない……そんな悩みに応える1冊です。
なお、8月4日(金)に、著者の常松祐一さん、監修の川口恭伸さん、松元健さんをゲストに迎えたCodeZine主催のウェビナー「チームではじめる『アジャイルプラクティス』実践の第一歩」が開催されます。こちらもぜひチェックしてください!
目次
第1章 アジャイルな開発を支えるプラクティス
1.1 プラクティスの実践
1.2 高速に石橋を叩いて渡る
1.3 広く知られたアジャイル開発手法とプラクティス
1.4 プラクティス理解に役立つ考え方
第2章 「実装」で活用できるプラクティス
2.1 実装方針
2.2 ブランチ戦略
2.3 コミット
2.4 コードレビュー
2.5 協働作業
2.6 テスト
2.7 長期的な開発/運用ができるソースコード
第3章 「CI/CD」で活用できるプラクティス
3.1 継続的インテグレーション
3.2 継続的デリバリー
3.3 継続的テスト
第4章 「運用」で活用できるプラクティス
4.1 デプロイ/リリース
4.2 モニタリング
4.3 ドキュメント
第5章 「認識合わせ」で活用できるプラクティス
5.1 関係者との認識合わせ
5.2 開発内での認識合わせ
5.3 計画の継続的な見直し
第6章 「チーム連携」で活用できるプラクティス
6.1 チームの基本単位
6.2 属人化の解消
6.3 パフォーマンスの測定
6.4 円滑なコミュニケーションのアイデア
6.5 意識を揃えるワークショップ
アジャイル実践者による豪華コラムを収録!
・グラデーションで考える12年間のアジャイル実践(きょん)
・ペアプログラミングの効果と影響(やっとむ(安井力))
・開発と運用、分けて考えていませんか?―ダッシュボードのその先へ―(河野通宗)
・インフラ構築を自動化しよう (吉羽龍太郎)
・Logging as API contract(牛尾剛)
・開発項目をコンパクトに保つには、クリーンなコード(大谷和紀)
・テスト駆動開発ではTODOリストがテストよりも先(大谷和紀)
・チームで1つずつ終わらせよう(椎葉光行)
・チームに命を吹き込むゴール設定(天野祐介)
・AIフレンドリーなドキュメントを書こう(服部佑樹)
・技術的負債―問題発見までの時間とリスクをビジネス側に説明する(川口恭伸)
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社