エンバカデロ・テクノロジーズは、省メモリ・省ディスクスペースかつセキュアなSQLデータベース「InterBase」の組込版である「IBToGo」と、その無償版である「IBLite」の新エディションを8月3日、発表した。
「InterBase」は、マルチデバイス対応のハイパフォーマンスSQLデータベース。広範なアプリケーションへの組み込みが可能で、最小限の総所有コスト(TCO)と商用グレードのデータベースを追求するISVや開発者の要件に応える。あらゆる分野に導入されており、NASA火星探査車ローバーのデータベースソリューションとしても採用されている。
InterBaseの組込ライブラリとして利用できる「IBToGo」および「IBLite」は、デスクトップおよびモバイル向けローカルアプリケーションの、スタンドアロンデータベースエンジンとして利用できる。IBToGoは、暗号化を含むInterBaseのデータベースエンジンを、データベースサイズの制限なく利用可能。IBLiteは、暗号化機能を含まず100MBまでのデータベースサイズを無料で利用できる。
これまでIBLiteは、Delphi/C++Builder/RAD Studioユーザー向けに無償で提供されていたが、今回のエディションからすべての開発者向けになる。
また、IBToGoにおいては、2000万ドル(約25億円)未満の年間売上の企業に限り、サブスクリプション型の年額ライセンス費用で、無制限に再配布が可能。対象外の企業の場合はVAR契約が必要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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