米Amazon Web Servicesは、「Amazon Bedrock」の一般提供を含む、大小あらゆる規模の組織が新しい生成AIアプリケーションを構築して、従業員の生産性を向上させるとともに、ビジネス変革を可能にする5つの生成AIイノベーションを、9月28日(現地時間)に発表した。
Amazon Bedrockは、AI21 Labs、Anthropic、Cohere、Meta、Stability AI、Amazonなど、大手AI企業が提供する基盤モデルを単一のAPI経由で使用できるようにするフルマネージドサービス。生成AIアプリケーションを構築するために必要な、幅広い機能セットを組み合わせることで、プライバシーとセキュリティを確保しつつ開発の簡素化を実現する。
Amazon Bedrockの利用によって、ユーザーはさまざまな基盤モデルを簡単に試し、自社の独自データを使用してプライベートにカスタマイズ可能になる。また、コードを書く必要性がないため、旅行の予約や保険金請求の処理から広告キャンペーンの作成、在庫管理といった、複雑なビジネスタスクを実行するマネージドエージェントを作成できる。また、サーバレスなのでインフラストラクチャの管理が不要となり、使い慣れたAWSのサービスを使用してアプリケーションに生成AI機能をセキュアに統合、デプロイ可能になる。
あわせて、テキストをエンベディングすることで、検索、パーソナライズ、検索拡張生成(RAG)のユースケースを強化する大規模言語モデル(LLM)である、Amazon Titan Embeddingsの一般提供が開始されたほか、Metaの次世代LLMであるLlama 2の近日中の提供、プライベートコードベースによってCodeWhispererの提案をセキュアにカスタマイズして、開発者の生産性を引き上げられるAmazon CodeWhispererの新機能の追加、Amazon QuickSightへの新たなGenerative BIオーサリング機能の追加が実施された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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