SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

話題のあの人にインタビュー!

Adobe開発者が教えてくれた「ColdFusionとFlexの違い」


  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Adobe ColdFusionについて、米国Adobe社ColdFusion担当シニアテクニカルエバンジェリストのベン フォルタ氏にインタビュー。ColdFusionは何ができるのか、また勘違いされやすいFlexとの違いについても説明してくれました。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ColdFusion 8の新機能

新バージョンがリリースされましたが、どんな機能が追加されましたか?

 ColdFusion 8は3つの注目すべき機能を持っています。

 1つ目は生産性に関する機能です。すでにColdFusionが最初にリリースされてから12年が過ぎていますが、今なお開発者コミュニティでは1番生産性の高い製品だと言われています。それは言語としてとても簡単で使いやすく、なおかつシンタックスにも改良を加えていっているからです。

ベン フォルタ氏
ベン フォルタ氏

 今回のバージョンアップでは開発者から要望の強かった「イメージの操作」を盛り込んでいます。画像に関する操作や加工がタグ1つでできるようになっています。

 また、ColdFusion 8では、ColdFusion 7のときにはなかった機能として、Ajaxをサポートしました。単にサポートするだけでなく、Dojo、JQueryといったライブラリを使えるようにし、記述するソースコード面でも開発者に負担がかからないよう、使いやすく設計しているのがポイントです。

 ColdFusion 8における新機能について、開発者コミュニティではこのAjaxをサポートしたことが、最も気に入られているようです。

開発にあたって、より生産性を高めたということですね。

 その通りです。

 2つ目はインテグレーションについてです。ColdFusionはCOMやJavaといった他の技術で作られたアプリケーションとの連携をColdFusion立ち上げ当時から重要なテーマとしてとらえてきました。

 ColdFusion 8では.NET上の機能が利用できるようになりました。ColdFusionソースコードCFMLのタグ内に.NETのクラスを指定するだけで、そのモジュールを実行することができます。さらにはMicrosoft Exchange Server 2007との接続も可能です。

 .NET製品だけではありません。Adobe技術との統合ということで、Flash Media ServerやConnectとの統合もサポートしています。PDFについては、ColdFusion 7のときはPDFの作成ができましたが、ColdFusion 8ではそれを管理したり、マージしたりセキュリティ権限のある人だけ印刷できるようにしたりと、一歩進んだ管理が可能になっています。

3つ目はなんでしょう?

 3つ目はマネージメントの領域です。管理者がコントロール制御を活用できるようになったということで、セキュリティ面ですとか、ユーザごとに権限を割り当ててアクセス制限をする、といった管理のしやすさを提供しています。

 また、管理ツールとしてサーバをモニタリングすることもできるようになりました。実際にサーバで何が起こっているかを知ることができるので、問題を事前検出でき、トラブルシュートすることや、アラート、さらには問題に対して自己修復することもできます。

「XMLベースの言語」「サーバアプリケーション」と聞くとFlexをイメージします。この2製品は何が違うのでしょうか?

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
ColdFusionとFlexは何が違う?

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
話題のあの人にインタビュー!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

飯岡 幹雄(編集部)(イイオカ ミキオ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/1862 2008/09/12 11:53

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング