分散型バージョン管理システム「Git」の開発チームは、最新版となる「Git 2.43」を11月20日(現地時間)に公開した。GitはGNU General Public License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェア。
新版では、リポジトリ内のもう使わなくなったファイルをまとめる機能に改良が加わった。従来は使わなくなったファイルをすべて1つの「cruft pack」にまとめていたが、ファイルが大量になるとcruft packが大きくなるなどの問題があった。
そこで新版では、cruft packの最大サイズを指定して作成する機能が加わった。指定したサイズを超える場合は複数のcruft packを作成する。
さらに、レポジトリをクローンする際に、ファイルサイズを指定して、そのサイズ以下のファイルだけをクローンさせる機能も加わった。
また、「git log」コマンドでコミット履歴を表示する際に、表示形式を変更するオプションが加わるなど、いくつかの新機能が加わった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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