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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

2023年上半期のAWS User Notifications、Amazon Security Lake、AWS Step Functionsの注目アップデート!

第15回 AWS User Notifications、Amazon Security Lake、AWS Step Functions

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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。本記事では、2023年上半期に発表された、AWS User Notifications、Amazon Security LakeとAWS Step Functionsの注目アップデート情報をお伝えします。

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はじめに

 前回の記事では、2023年上半期に発表されたEC2やVPCに関する注目すべきアップデートを紹介しました。本記事では、上半期を通じて公表されたAWS User Notifications、Amazon Security LakeとAWS Step Functionsに関するアップデートについて、これは押さえておくべきというアップデートを紹介します。

AWS User NotificationsがGAに

 AWS User NotificationsがGAになりました。AWS User Notificationsとは、AWS通知を一元的に設定・管理できるサービスです。これまで個別にEventBridgeルールを作成して通知設定を行なってきたものを一元的に管理できるようになりました。

 設定手順は公式ドキュメントをご参照ください。User Notificationsは追加費用なしで利用できますが、User Notificationsで通知設定を行うとEventBridgeルールが自動で作成されるため、EventBridgeルールの料金が請求されます。

通知設定でのEventBridgeルール
通知設定でのEventBridgeルール

 個人的に嬉しかったのは、User Notificationsの通知設定で複数リージョンを選択できることです。

 これまでEventBridgeルールを作成する場合、リージョンごとにルールを作成する必要がありましたが、User Notificationsでは以下のようにコンソール上でリージョンが設定できます。

通知設定での複数リージョンの設定
通知設定での複数リージョンの設定

 1点ご注意いただきたいのは、全ての通知が対応されているわけではない点です。例えば、Security Hubの通知をUser Notificationsでは行うことができないため、これまで通り個別にEventBridgeルールを作成する必要があります。

 User Notificationsの利用を検討される場合は、事前に通知したいサービスが対応しているかご確認いただくことを推奨いたします。

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Amazon Security LakeがGAに

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この記事の著者

竹山 菜記(株式会社NTTデータ)(タケヤマ ナツキ)

 2019年にNTTデータに入社。 パブリッククラウドを活用したシステム基盤の構築・運用やオンプレミスからパブリッククラウドへのマイグレーション案件に携わる。 注目しているキーワードは"クラウドネイティブ"。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/18747 2023/12/18 11:00

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