ヒューマンリソシアは、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)の公表データ、各国の統計データベースなどを基に独自集計し、「データで見る世界のITエンジニアレポート」として発表した。
データを取得できた72カ国について、ITエンジニア(Software Engineer)の給与をUSドルに換算し独自集計した結果、最も給与が高かったのはスイスで、続いて米国、そしてイスラエルが続いた。一方日本は36,061USドルで、72カ国中26位となり、24位の中国を下回る結果となった。
また、前年比での増加率を集計したところ、約6割の国々で、ITエンジニアの給与が上がっていた。前年比で最も増加率が高かったのはチェコ、2位はカメルーン、そして3位がコスタリカとなりました。増加率の上位10カ国には、東ヨーロッパからチェコ、ポーランド、ブルガリアの3カ国、中南米からコスタリカ、ブラジル、メキシコの3カ国が入る結果となった。
一方日本は、前年比で5.9%減少しており、増減率では58位と下位の結果となった。世界各国でITエンジニアの給与が上がっている一方、日本は、USドルベースで給与が下がる結果となった。
また、各国の現地通貨ベースでITエンジニア給与の増加率を集計したところ、日本は円ベースでも0.4%増にとどまる結果となった。
一方、G7構成国(カナダは前年データが取得できず対象外)では、フランス3.8%増、米国3.6%増、ドイツ2.6%増など、いずれの国も日本の0.4%増を大きく上回り、G7構成国の平均では、前年比2.6%増となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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