テクマトリックスは、米CodeClinicが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版となる「Lattix 2023.1.2 日本語版」の販売を、5月15日に開始した。同社はCodeClinicの国内総販売代理店として、ソフトウェア開発に携わる顧客を対象に、「Lattix 2023.1.2」の日本国内での販売、マーケティング、ユーザーサポートといった活動を展開していく。
Lattixは、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツールの草分けとして、自動車、FA機器、複合機といった製造業をはじめ、医療機器や金融といったさまざまな業界で導入されている。
今回販売が開始されたLattix 2023.1.2では、異なるツール間で静的解析結果を共有するフォーマットのSARIFに対応するスクリプトが提供されるようになった。Lattixで検出したアーキテクチャルール違反のレポートをSARIF形式に変換して、開発で使用しているエディタなどにインポートすることによって、開発中にアーキテクチャのルール違反を確認でき、後続処理として発生するソースコードの修正や変更といった作業をスムーズに行うことが可能になる。
外部要素との依存関係についても、ルールとして設定することで違反箇所を特定できるようになり、要件と機能、要件とテストケースといった関係をトレースする際に役立てられる。
さらに、モデルベース開発でよく使用されているMagicDraw、Enterprise Architect、Rhapsodyの分析能力が拡張され、より詳細な解析が可能になっている。
Lattix 2023.1.2の対応プラットフォームは、Windows 11/10.22H2、Windows Server 2022、Ubuntu 22.04、Red Hat Enterprise Linux 9.3/9.2。分析対象は、NET、C/C++、Java、Python、Ruby、LDI、JavaScript、UML/SysML、Excel、Oracle、SQL Srv/Sybase。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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