Google Cloudは、8月14日、Google Kubernetes Engine(GKE)クラスタにおいて「マルチサブネットサポート」のプレビュー版を公開した。
これにより、従来の単一サブネットの制限を克服し、クラスタのスケーラビリティ、IPアドレスの効率利用、運用柔軟性が大幅に向上する。
この機能を有効にすると、既存のGKEクラスタに追加サブネットをアタッチし、新たなノードプールへ割り当てられるようになる。対象バージョンはGKE 1.30.3-gke.1211000以降。
これは、プライマリ範囲のIPがすべて使用されると、クラスタにノードを追加できなくなり、拡張や自動スケーリングもできなくなるという「ノードIP枯渇」の問題に対して、新たなサブネットを追加することでクラスタを継続的に拡張する。
本機能の活用に際しては、CLI、APIを用いた設定方法を参照のこと。また、TerraformおよびUIのサポートは近日対応予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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