米Vercelは、AIを活用することでUIデザインとコード生成を実現する「v0.dev」を、誰でも使えるAIビルダ「v0.app」として8月11日(現地時間)にリリースした。
v0は、プロンプトを通じてUI、コンテンツ、バックエンド、ロジックが含まれたアプリを実現できる。また、エージェントとして機能し、調査、推論、デバッグ、計画を支援するとともに、共同作業やエンドツーエンドで作業を任せることも可能となっている。
従来のv0.devでは、適切な結果を得るために修正、デザインの改善、機能の追加などを再度求める必要があった。しかし、今回リリースされたv0.appでは、エージェントのインテリジェンスを使用してより少ないプロンプトで計画、調整、改善を自動的に実施できるようになっている。
v0が実施可能な処理の例としては、以下のようなものが挙げられる。
- 作業の確認:エラーを見つけ、実装を比較して、結果から推論する
- デザインのインスピレーションを与える:プロンプトに基づいて説明付きの画像コンセプトを生成する
- Webを検索:Webを検索して失敗を処理し、引用を含む結果を返す
- 作業計画を立てる:リクエストに応じて段階的に作業計画を立てる
- ファイルの読み取り:ファイルを読み取って、その内容を返す
- Webを検査:ライブサイトを検査して、スクリーンショットを撮り、調査結果を要約する
- ToDo管理:タスクを追跡して計画を更新し、技術的な内訳を出力する
- 統合の実装:お気に入りのツールを活用できるようにする
v0.appの利用は無料で、誰でも1つのプロンプトでアイデアからフルスタックアプリを開発できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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