米Datadogは、オブザーバビリティを強化したページングと、シームレスなインシデント管理ワークフローを備えた最新のオンコール機能である「Datadog On-Call」を、6月26日に発表した。
Datadog On-Callは、オブザーバビリティとページング機能を1つのシームレスなプラットフォームに統合することによって、膨大なアラート、動的に変化するサービスの責任範囲の混乱、分散したページング戦略、適用範囲のギャップ、スケジューリングの問題といった課題を解決し、複数の分散したツールによる非効率性を排除する。
同機能を使用することで、エンジニアはコンテキストの切り替えや重要な情報の欠落によるストレスを感じることなく、迅速かつ効果的なインシデントの解決に集中できるようになる。
DevOps、SRE、セキュリティ、ITオペレーションチームにおける、Datadog On-Callのメリットは以下の通り。
- 迅速な対応と情報提供
- 明確なサービスとチームの責任の確保
- 直感的なスケジューリングと通知の実現
- オンコールのパフォーマンスを測定
具体的には、統合されたオブザーバビリティとシームレスなインシデント管理機能を備えたページングによって、重要なインサイトとデータを単一のプラットフォームで即座に利用可能になるため、コンテキストの切り替えが不要になる。
また、ナレッジのサイロ化を解消することでチームと各サービスを関連付け、混乱の回避や構成を簡素化して責任の所在の不明確さに対処し、アラート時に適切な対応者を呼び出せるようにする。あわせて、障害や問題の影響を受ける上流および下流のサービスを即座に追跡できる。
さらに、スケジューリングとエスカレーションポリシーを自動化することによって、継続的なカバーとタイムリーな対応を実現して、それぞれのチームメンバーの負担を軽減するとともにチーム全体の連携を強化する。
ほかにも、豊富でカスタマイズ可能な分析を通じてオンコールパフォーマンスを測定することで、システムの信頼性確保や平均解決時間を改善し、オンコールチームの体制を最適化できるようになる。
Datadog On-Callは現在、ベータ版として提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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