米Oracleは、プログラミング言語および開発プラットフォームの最新バージョンとなる「Java 23」(Oracle JDK 23)の提供を、9月17日(現地時間)に発表した。
Java 23では、プリミティブ型に関する制約を緩和し、プリミティブ型のパターンをすべてのパターン・コンテキストで許可することによって、パターンマッチングを強化している。また、instanceofとswitchを拡張して、すべてのプリミティブ型で実行できるようにした。
あわせて、モジュールインポート宣言がプレビュー導入され、インポートコードをモジュール自体に配置する必要がなくなり、モジュールがエクスポートしたすべてのパッケージを迅速かつ簡単にインポート可能になったため、すべての開発者にとってモジュールライブラリの再利用が簡素化され、初心者でもパッケージ階層内の位置を学習することなく、サードパーティライブラリや基本的なJavaクラスをより簡単に使用できるようになっている。
さらに、暗黙的に宣言されたクラスとインスタンスのメインメソッドの最新プレビューが公開され、大規模なプログラム向けに設計された言語機能を理解することなく、学習者による最初のプログラム作成を可能にするとともに、明示的なコンストラクタ呼出しの前に文を表示できるようにすることで生産性を向上させる、柔軟なコンストラクタ本体の最新プレビューも公開された。
ほかにも、ライブラリをはじめランタイムやJava Development Kit(JDK)に含まれるツールにおいて、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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