米Deno Landは、JavaScriptエンジン「Rusty V8」を9月24日(現地時間)に公開した。Rusty V8はMITライセンスで公開するオープンソースソフトウェアだ。
Rusty V8は、Rust言語で記述したJavaScript/TypeScriptランタイム「Deno」の中核部。V8 JavaScriptエンジンのC++向けAPIをRust言語からオーバーヘッドなしで操作できるようにしている。これまではDenoの一部として開発を続けてきたが、商用利用に耐える安定版としてエンジンだけを公開した。
Deno Landは、今回公開したRusty V8の用途として、DenoのようにRust言語を使って独自のJavaScriptランタイムを作ってみたいという場合に加えて、RustプログラムにWebAssemblyを実行させる機能を持たせたい場合を挙げている。
Rusty V8は、これが最初のバージョンとなるが、バージョン番号は129.0.0。これはWebブラウザ「Google Chrome」と番号を合わせたとしている。そして、V8 JavaScriptエンジンに合わせて今後4週間ごとにアップデートしていく予定だ。今後の機能追加や変更は、V8 JavaScriptエンジンに合わせ、同じ機能を提供するようにしていくという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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