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Google Cloud上のOpenShiftにおいて、Google Cloud NetApp Volumesが利用可能に

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 米Google Cloudは、米NetApp、米Red Hatとの共同による新たな取り組みの成果として、Google Cloud上のOpenShiftにおいて、Google Cloud NetApp VolumesをNetApp Trident 24.10を通じてサポートすることを、11月20日(現地時間)に発表した。

 Google Cloudのインフラストラクチャは、OpenShift向けとして高度に最適化されており、カスタムマシン形態によってOpenShiftのノードへのPod配置にともなうビンパッキングを最適化して、一般的なOpenShiftワークロード向けにプロビジョニングする必要があるコンピューティング容量を削減できる。

 Hyperdiskストレージプールによって、OpenShift PersistentVolumeのシンプロビジョニングが可能になり、プロビジョニングする必要があるストレージ容量が削減されるとともに、幅広いCompute Engineファミリにおいてライブマイグレーションがサポートされているので、エンタープライズアプリケーションポートフォリオで一般的な、ステートフルOpenShiftワークロードの稼働時間をより長く保証できる。

 また、Google CloudにOpenShiftワークロードをデプロイすると、Googleのスタッフがコアメンテナンス担当者やテクニカルリードとして、Kubernetesに積極的に関与するので、OpenShiftランタイムコアコンポーネントのエキスパートであるL3/L4エンジニアの支援を手厚く受けられ、ミッションクリティカルなワークロードに対するエンタープライズレベルのサポートと、カバレッジが提供される。

 OpenShiftワークロードをGoogle Cloudにデプロイする場合、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、モニタリング/ロギング、Secret/暗号化、サーバレス、CI/CDなどを含む、マネージドインフラストラクチャサービスへのOpenShiftネイティブインテグレーションによって、オペレーションをモダナイズするためのさまざまな選択肢が利用可能になる。

 これらのマネージドインフラストラクチャサービスを利用することで、一般的なオンプレミスのOpenShiftデプロイと比較して、小型通信機器を持ち歩く必要性が大幅に軽減される。一方で、移行するアプリケーションによってはインフラストラクチャの柱となる特定のソリューション(ストレージなど)に関する要件や依存関係が存在するため、アーキテクチャの自己管理に頼って結局は小型通信機器を持ち歩くようになる。

 OpenShiftにおけるGoogle Cloud NetApp Volumesのサポートによって、ファイルストレージのニーズに対してマネージドサービスのモダナイゼーション、トイル削減、効率性と、NetAppオンプレミスストレージのエンタープライズ向け機能、互換性、使いやすさという両方のメリットが得られる。

 自動スナップショットといったNetApp Volumes機能を使用しつつ、Google Cloudインフラストラクチャ上の高性能ファイルストレージを活用することで、Google Cloud上のRed Hat OpenShiftワークロードのデータパフォーマンスと信頼性を最大限に高められる。また、Red Hat OpenShiftにおけるネイティブ永続ストレージのインテグレーションによって、ワークロード全体で高可用性とフォールトトレランスを実現できる。

 ほかにも、Google Cloud、NetApp、Red Hat間のコラボレーションで、ファイルストレージにNetApp Volumesを使用して、Google CloudでRed Hat OpenShiftのクラスタとワークロードを迅速に構成、デプロイしやすくなる。また、Google Cloud IAM、サービスアカウント管理、Certificate Authority Serviceなどへのアクセスが合理化される。

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