オープンソースのコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」の開発チームは、メモリマネージャが正式に一般提供へ移行した「Kubernetes 1.32」を、12月11日(現地時間)にリリースした。
今回、一般提供となったメモリマネージャは、可観測性を高める取り組みの一環として、メモリ割り当てに関する統計を提供する新たなメトリクスである、メモリページの固定を要求した回数を追跡するためのmemory_manager_pinning_requests_total、メモリページの固定を要求したものの割り当てに失敗した回数を追跡するmemory_manager_pinning_errors_totalが追加されている。
そのほか、一般提供の準備として、メモリマネージャを安定させるべく、アルゴリズムに改良が加えられ、堅牢性とエッジケースの処理が改善された。
現在は、メモリマネージャのサポートをWindowsに拡張して、WindowsでCPUとメモリの親和性を高めるための取り組みが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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