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生成AI時代のスキル面接はどこを見ている? 事例に学ぶ、ミスマッチをなくす技術面接

【13-A-5】AI時代にエンジニアを見極める「スキル面接」~RevComm社の取り組み事例~

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技術力・思考プロセス・文化、三つの軸でミスマッチをなくす

 高柴氏は、エンジニア採用において評価すべき要素として、ハードスキル、ソフトスキル、カルチャーマッチの3つを挙げ、「特にソフトスキルの評価は見落とされがち」と指摘する。ソフトスキルとは、思考プロセスや仕事の進め方、コミュニケーションの取り方などを指し、技術力であるハードスキルと異なり、明確な基準を設けにくい。そのため、採用後に「仕事の進め方が合わない」「コミュニケーションに課題がある」といった問題が蓄積し、組織のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことも少なくないという。

 RevCommではこのような課題に対応するため、採用プロセスの各ステップで3つの要素をバランスよく評価できる仕組みを構築している。一次面接ではテックリードが面接官を務め、ハードスキルとソフトスキルの確認に重点を置く。最終面接では役員クラスが担当し、カルチャーマッチを見極めることで、技術力だけでなく、企業文化に適応できる人材を見出している。

 ハイヤールーでは、ハードスキルやソフトスキルの評価をより効率的に行えるよう支援している。高柴氏は「Google、Meta、Microsoftといったビッグテックの採用プロセスは非常に優れていますが、実施するのは簡単ではありません。面接官のトレーニングだけでも2~3週間かかることもあります」と説明する。同社のサービスは、高度な採用プロセスを手軽に導入できる点が強みとなっている。

 特に注目すべき機能が「プレイバック」だ。これは、コーディング課題などの入力プロセスをすべて記録し、コピー・ペーストの有無や試行錯誤の過程まで把握できる仕組みである。この機能について瀬里氏も「短時間でテストが終わる場合もあるため、必ず見ています」と話した。

テスト経過を記録し、あとからその詳細を確認できる
テスト経過を記録し、あとからその詳細を確認できる

 さらに、近々リリース予定の機能では、課題に対する回答パターンごとに、面接官がどのような質問をすべきか、どの観点で評価すべきかを自動でレポート化する。高柴氏は「経験の少ない面接官でも、適切に深掘りできるようになります。この機能を活用することで、採用プロセスの属人化を防ぎ、『スキルを正しく評価できていないのではないか』という不安も解消できると考えています。選考に課題を感じている企業には、ぜひご検討ください」と呼びかけた。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

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篠部 雅貴(シノベ マサタカ)

 フリーカメラマン 1975年生まれ。 学生時代、大学を休学しオーストラリアをバイクで放浪。旅の途中で撮影の面白さに惹かれ写真の道へ。 卒業後、都内の商業スタジオにカメラマンとして14年間勤務。2014年に独立し、シノベ写真事務所を設立。雑誌・広告・WEBなど、ポートレートをメインに、料理や商品まで幅広く撮影。旅を愛する出張カメラマンとして奮闘中。 Corporate website Portfolio website

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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