米Google Cloudは、Google管理コンソールで利用できる主要なGoogle AI機能と、Chromebookに組み込まれているこれまでに発表された機能について、公式ブログの2月27日(現地時間)付の投稿で解説している。
Chrome管理者アシスタンスは、Google管理コンソールへ新たに導入されたGeminiベースのチャットボットであり、デバイス管理の効率化やユーザーエクスペリエンスの向上を目的に設計された。自然言語処理(NLP)を活用したリクエストの理解・実行が可能で、即時のサポートと行動につながるインサイトを提供する。
同機能は、入り組んだメニューをたどったり複雑なコマンドを実行したりすることなく、デバイスフリート全体を効率的に管理できる。具体的には、平易な言葉で質問するかアクションをリクエストするだけでチャットボットが入力を解釈・応答してチャットウィンドウ内で実行してくれる。
さらに、自然言語処理を使用すれば、何が必要なのかを簡単な英語で説明するだけで、特定のデバイスを検索したり、数多くの利用可能なポリシーの中から目的のものを発見したりできる。また、新たにリリースされた「関連設定」によって、管理者がポリシーの詳細ページをクリックすると関連する他のポリシーも表示されるようになった。
Geminiを搭載したGoogle Workspaceは、使い慣れたGoogleアプリケーション全体の生産性を向上させ、Gmailに搭載されたGeminiはメール作成のサポート、スマートリプライの提案、長いスレッドの要約が可能で、ドキュメント/スプレッドシート/スライドといったツールでも、Geminiが文書作成の提案やデータ分析、プレゼンテーションのサポートなどを提供してくれる。
そのほか、Chromebookに搭載されるChromeOSにもGoogleのAI機能が組み込まれており、文書読解サポートや文書作成サポートといった機能は、あらゆるテキストベースの環境において内容の理解やコンテンツ作成を支援する。また、AIを搭載したビデオ通話コントロールでは音質が改善され、生成した背景を使用できるメリットがある。また、リアルタイム翻訳にも対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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