ファインディは、同社の運営するフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」への登録ユーザーを対象に実施した、IT/Webフリーランスエンジニアの働き方に関する調査結果を3月12日に発表した。同調査は、1月17日〜24日の期間に行われ、362件の回答を得ている。
調査結果によれば、フリーランスから正社員への転向を検討したことがある人は37%で、そのうち10.8%は実際に正社員転向の経験があると回答した。また、実際に正社員へ転向したうち40%は、業務委託開始時に正社員転向の意向はなかったと答えている。


フリーランスから正社員に転向する際には、「働く人が魅力的だった」「会社の将来性に魅力」「年収などの条件が希望と合う」といった点が重要視されたという。
フリーランスから正社員に転向した人の約6割はマネジメント職種を経験しており、具体的な職種経験としては、「プロジェクトマネージャー」(25%)、「エンジニアマネージャー」(22.5%)、「プロダクトマネージャー」(12.5%)が上位を占めている。

正社員を検討したが転向しなかった理由としては、「年収やリモートなどの条件で合意できない」が多く挙げられた。
フリーランスの働き方には、年収やリモート可否といった条件が影響しており、フルリモートの希望は74.3%に達している。一方で、近年の出社回帰の流れもあってテレワークの導入が減少傾向にあることから、今後もテレワーク導入率・フルリモート可否が、エンジニアの企業選択に影響することが予想される。なお、フルリモートを希望する人の多くが、その理由として「通勤時間の削減・遠方在住・家庭の事情」を挙げている。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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