マイクロソフトは、年次カンファレンス「Microsoft Build 2025」にて「Azure Cosmos DB」の新機能を発表した。
Azure Cosmos DBは、フルマネージド分散型のNoSQLデータベース。
今回、AI関連のアップデートとして、全文検索とハイブリッド検索の一般提供が開始された。これにはキーワードとフレーズの検索機能や、BM25アルゴリズムを用いたスコアリング機能が含まれる。
一般提供開始された全文検索は、英語のみのサポートだが、プレビュー版ではフランス語、スペイン語、ドイツ語のサポートも開始している。タイプミスやテキストの微妙な差異を許容する「Fuzzy Search(あいまい検索)」機能もプレビュー提供されている。
また、Azure AI FoundryおよびAzure AI Agent Serviceに統合されたことで、AIエージェントの構築にCosmos DBを活用できる。
その他にも、サーバーレスのAzure Cosmos DBアカウントを、ワンクリックでプロビジョニングされたスループットに移行できるようになったほか、JavaScript SDK v4.0が一般提供開始となるなど、開発者の生産性を向上させるアップデートがなされている。
また「集約ログと大規模監視」の機能(プレビュー)や、共有コンテナにおけるRU/sの消費量をコントロールする「スループットバケット」(プレビュー)なども追加された。すべてのアップデートの詳細は、ブログポストから確認できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です