CodeZineを運営する翔泳社より、6月16日(月)に書籍『両利きのプロジェクトマネジメント 結果を出しながらメンバーが主体性を取り戻す技術』が発売となりました。
「プロジェクトは、いつも誰かにやらされている感覚」
「複雑な案件で、どうすればもっとチームの力を引き出せるのか?」
本書はこうした課題感を解消するため、一般的なスケジュール、タスク、コストなどのマネジメント術には触れず、プロジェクトをメンバー全員で推進し成功に導くための原理原則となる考え方を解説します。
なぜメンバー全員で取り組まなければならないのでしょうか。それは、現代のプロジェクトマネジメント/プロダクトマネジメントは「あちら立てればこちらが立たぬ」という状況に見舞われがちで、このような事態を避けるにはチーム全員でマネジメントやリーダーシップをシェアしながらプロジェクトを推進するというアプローチが必要なのです。
そのための重要な考え方が「両利き」です。
「両利き」とは、対立したり矛盾したりしている事柄のうち、どちらかを選ぶのではなく、どちらも使いこなす視点です。二者択一に迫られている気がしている場合、たいていは両者をバランスよく使い分けることが最適解です。
本書を読み通し、マネージャーが両利きのマネジメントを実践できれば、メンバー全員で協力してプロジェクトを成功させられるようになるはずです。そしてメンバーの1人として仕事をしている方なら、より主体的にプロジェクトに携われるようになるでしょう。
目次
第1章 現代のプロジェクトで起こっていること――矛盾する複雑な状況
第2章 前提とする世界観
第3章 両利きのプロジェクトマネジメント――直線と曲線を行き来する
第4章 プロジェクトを両利きで推進するための視点
第5章 マネジメントすべき4つの領域
第6章 プログレス:プロジェクトストーリーを描く
第7章 プロセス:「定例会議」でプロジェクトを推進する
第8章 チーミング:自分たちの主体性を自分たちで引き出す
第9章 ラーニング:未来の自分たちのために学ぶ
第10章 よいプロジェクトをつくっていくための5つのステップ
ツールA アジェンダのつくり方――いま私たちは何を議論すべきか
ツールB 議事録のつくり方――私たちが進むべき方向を示すもの
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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