Microsoftは、7月29日、分散アプリケーションの構築を支援するアプリケーションスタック「.NET Aspire」の最新バージョン、「.NET Aspire 9.4」をリリースした。
今回のリリースには、Aspire CLIの正式リリースを含む多くの機能更新が含まれている。
Aspire CLIを利用すると、迅速かつスクリプト化可能な、一貫性のある方法でアプリケーション構築が可能になる。今回のGA版ではaspire new、aspire add、aspire run、aspire configの4つのコアコマンドが導入された。
また、Aspireではダッシュボードを特定のアプリケーションに合わせてカスタマイズできるようになっているが、ここに新機能「インタラクションサービス」が追加された。これにより、アプリの実行中にユーザー入力を取得したり、コマンド実行前に確認を求めたりするカスタムUXを作成できる。現在、この機能はプレビュー版として提供されている。
さらに、Aspire 9.4には、AIに特化した2つの新しいホスティング統合、GitHub Models(プレビュー版)とAzure AI Foundry(プレビュー版)が含まれている。これによって、アプリホストでAIモデルを定義し、ローカルで実行したり、開発用のモデルをデプロイしたりできる。
Aspire 9.4では、その他にも多くの機能追加や使い勝手の向上がなされた。変更点の詳細はリリースノートで確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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