米Microsoftは、統合開発環境「Visual Studio 2022」に対応した機能拡張「GitHub Copilot for Azure」のパブリックプレビューを、8月25日(現地時間)に開始した。
今回、パブリックプレビューが開始されたGitHub Copilot for Azureでは、Copilot Chatをはじめて開いた際にAzure MCPサーバを自動的にダウンロードして起動するようになったため、手動でのインストールが不要になっている。
あわせて、Visual StudioのGitHub Copilotエージェントモードに、Azure MCPサーバを通じて公開されているAzure開発者ツールセットが直接提供されるようになり、リソースの一覧表示と検査、問題の診断、アプリログの取得、azdを使用したデプロイ、Azure CLIコマンドの実行などが可能になった。Copilotが目標に最適なツールを自動的に選んでくれるほか、Copilot Chatウィンドウのツールボックスから特定のツールを選択することもできる。
MCPツールスイートは、広範なAzure機能に対応しており、Azure App ConfigurationやAzureベストプラクティスの適用、Azure CLI拡張機能の呼び出しをはじめとする、非常に多くの操作が可能となっている。
GitHub Copilot for Azureを利用するには、Visual StudioにおいてGitHub CopilotサブスクリプションとCopilot Chatが有効になっていること、およびAzureサブスクリプションにアクセスできるMicrosoftアカウントが必要となる。また、エージェントモードとMCPサポートは、Visual Studio 2022のバージョン17.14以降に対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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