米Microsoftは、Windows版Copilotにおけるセマンティックファイル検索の提供を、Windows Insider向けに開始したことを、8月20日(現地時間)に発表した。
セマンティックファイル検索は、自然言語によってファイルをよりスマートかつ迅速に検索する方法で、今回提供が開始されたWindows Insider向けのアップデートでは、Windows版Copilotアプリからセマンティックファイル検索が利用できるようになっている。
セマンティックファイル検索への対応によって、正確なファイル名やファイル内容に含まれる単語を覚えていなくても、「PC上の日没時の橋の画像を探して」「履歴書を探して」「チキントスターダのレシピが書かれたファイルを探して」のように、探しているファイルの内容を説明することで、PC上のドキュメントや写真を見つけられるようになった。なお、Copilotがアクセス、取得、読み取りが可能な権限は、設定で調整できる。
あわせて、新たなCopilotホーム画面が導入され、最近使用したアプリ、ファイル、会話がCopilotに表示され、すぐに利用可能になった。また、ガイド付きヘルプがさらに使いやすくなり、ガイド付きヘルプのセクションから最近使用したアプリケーションをクリックすると、Visionセッションが開始され、使い方をガイドしてくれる。さらに、最近使用したドキュメントや写真に対してCopilotにアクションを実行させられるようになっている。
Copilotは、Windows標準の「最近使ったファイル」フォルダを参照することで、デバイスで最近開いたファイルを表示する。Windowsの他のアプリケーションと同様に、CopilotはWordやフォトといったアプリで最近使用したファイルを表示して、作業中のファイルを素早く見つけられるようにしている。これらのファイルはPCに保存されているローカルファイルであり、Copilotはシステム全体のスキャンや自動でのアップロードは行わない。
Visionを使用することによって、画面に表示されている内容についてリアルタイムのガイダンスを受け取ったり、Copilotの会話にファイルを添付して概要・インサイト・役立つヒントを確認したりといったことも可能になり、計画、作成、確認といったあらゆる作業をCopilotが支援してくれる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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