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進化し続けるAIの現状と求められるエンジニアとは?(AD)

AIの進化で露呈するスペックの壁。開発を加速させる新たな選択肢「DGX Spark」を徹底検証!

「1年前の環境では動かない……」AI開発の現状と、手元で巨大LLMを動かせる感動

 生成AIは便利だが、企業の業務で活用するには、固有のデータや知識を組み込んだ「独自のAIアプリケーション」の開発が不可欠だ。しかし、開発現場ではGPUの順番待ちや、最新モデルに対応できるスペックの欠如といった問題が露呈している。開発者が抱える実情と、開発サイクルを加速させる新たな選択肢「NVIDIA DGX Spark」の真価について、SB C&Sの下山翔也氏に訊いた。

1年後はもう動かない? AIの進化に追いつけない開発環境

 時代と生成AIが急速に進化する中、開発者の手元のスペックはそのスピードに追いついているだろうか。企業でAIを活用するには、汎用モデルではなく、自社のデータや業務知識を組み込んだAIアプリケーションを開発する必要がある。そのアプリケーションをどれだけ早く、確実に形にできるかが、今後の企業を左右する。

 ところが、AIアプリケーションの開発現場は「スペックの壁」に直面している。SB C&SでNVIDIA製品の検証に携わっている下山翔也氏は「AI周辺の技術進歩があまりに速く、それに伴いインフラへの要求も高まっている。1年前に動かせていたものが、手元の環境では動かせないことも珍しくない」と話す。

 これにはさまざまな背景がある。開発に必要な情報は、より多く高度になっていくため、LLM(大規模言語モデル)のサイズも増加していくため、GPUのメモリ不足でデータをロードできず、満足に動作しない状況が起きる。加えて、高度な処理に対応するために、より新しいモデルが登場することで、旧規格のGPUには互換性がないこともある。「試したいのに、スペックが足りず動かせない」状況が発生する。

 また下山氏は、「近年の半導体不足や需要増の影響でGPU価格が高騰しており、ハイエンド製品は100万円、200万円では収まらないケースもある。エンジニア一人ひとりに割り当てるのは現実的ではなく、部署や会社で共有せざるを得ない状況も生まれてしまう。その結果、順番待ちが発生して業務が進まないこともある」と指摘する。

SB C&S株式会社 ICT事業本部 技術本部 下山翔也氏
SB C&S株式会社 ICT事業本部 技術本部 下山翔也氏

 企業のAI開発に用いるNVIDIA H100やB200搭載のハイパフォーマンスなコンピュータは、電源、空調、重量などの物理的制約からデータセンターへの設置が前提となり、所有できる企業は限られる。現実的な選択肢としては、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Editionなどのワークステーションになる。しかし、PCのように1人1台配布するのは難しく、共有利用による「GPU待ち」が生じてしまう。

 このような状況では、開発者はリソースが空くのを待たねばならず、ちょっとしたアイデアを試すのにも時間がかかる。これは開発サイクルを遅らせ、生産性を低下させる要因となる。

 もちろんクラウド活用も選択肢の1つだ。「まずは試しに少しだけ」という用途には適している。インスタンスを柔軟に選択でき、初期投資や保守も不要だからだ。しかし、GPUインスタンスは時間単価が高く、利用状況によっては課金額が急増する。予算管理の難しさはクラウドの難点といえる。

 下山氏は「金融や医療などデータを外部に出せない業態では、セキュリティの観点からオンラインのSaaSが使えない場合がある。また、課金体系が不明瞭なSaaSより、固定費で運用できるオンプレミスのソリューションを検討する顧客は確実に増えている」と話す。

 モデルの検証やプロトタイピングには反復試行が欠かせない。しかし、オンプレミス環境によるGPUの順番待ちやコスト制約によって、開発者が「思いついた瞬間に試す」ことが難しくなっているのが現状だ。

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セットアップはわずか1時間。自分専用のAIスパコン「DGX Spark」とは

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

井山 敬博(イヤマ タカヒロ)

 STUDIO RONDINOのカメラマン。 東京綜合写真専門学校を卒業後、photographer 西尾豊司氏に師事。2008年に独立し、フリーを経て2012年からSTUDIO RONDINOに参加。 STUDIO RONDINO Works

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