Vercelは3月3日(現地時間)、大量のリダイレクトを効率的かつ低遅延で処理可能な「Bulk Redirects」機能を発表した。従来、Vercelのリダイレクトは2000件までルールとして個別に管理されていたが、ルール数が数万~100万件規模になると遅延やリソース消費が深刻な問題となっていた。
Bulk Redirectsでは、Bloomフィルタという確率的データ構造と、ルート情報を多数の小さな「シャード」へ分割格納する設計を採用。まずBloomフィルタで照合し、マッチする可能性がある場合のみ関連するシャードのみを検索・解析する。これにより、メモリ消費とレスポンス遅延を大幅に削減し、膨大なリダイレクトにも対応できるようになった。
さらに各シャード内のリダイレクト情報はソートされたキーとし、バイナリサーチで探索することで、個々のリダイレクト判断時も全体データ解析を避け、処理を高速化している。Proプランはプロジェクトごとに1000件(追加は2万5000件ごとに$50/月)、Enterpriseプランは1万件(同条件)まで対応可能。より大規模な用途には問い合わせにより拡張できる。
同機能は設定ファイルやダッシュボード、API、CLIから利用できる。大規模なサイトリニューアルやリンク修正などに向けて、柔軟かつ高効率な運用を実現する仕組みだ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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