livedoorは、未来検索ブラジルと共同で「IPv6ネットワーク」を使ったコンテンツ配信実証実験を、8月より開始すると発表した。2ちゃんねる掲示板内にIPv6ユーザーが閲覧できる「IPv6板」を設立し、技術的問題の検証、および性能・稼働状況の調査を行う。
livedoorは、未来検索ブラジルと共同で「IPv6ネットワーク」を使ったコンテンツ配信実証実験を、8月より開始すると発表した。2ちゃんねる掲示板内にIPv6ユーザーが閲覧できる「IPv6板」を設立し、検証/調査を行う。
IPv6はインターネットプロトコルの次世代版(Version 6)となる通信プロトコル。現在主流のIPv4が最大232個(約43億個)までのグローバルアドレスしか利用できないのに対し、IPv6では2128個(340澗個)まで利用できるようになる。
近年のインターネットの急速な普及によって、深刻なIPv4アドレスの枯渇問題が生じており、IPv6の普及には大きな期待が寄せられている。国内ではNTTコミュニケーションズなどが、既にIPv6インターネット接続サービスの提供を開始している。
今回行われる実験では、P2P技術を採用したオーバーレイネットワークをIPv6網上に展開し、IPv6ユーザー向けに2ちゃんねる内に「掲示板」コンテンツを提供して、技術的問題の検証、および性能・稼働状況の調査を行う。技術サポートを未来検索ブラジル、掲示板サーバとIPv6接続運用サポートをライブドアが担当し、IPv6網へはWIDEプロジェクトと協力して配信する。
将来的には、既設の2ちゃんねる全掲示板をIPv6網から閲覧可能とすることを予定しているという。
【関連リンク】
・IPv6ネットワークを使ったコンテンツ配信実証実験を開始:livedoor(プレスリリース)
・未来検索ブラジル
・WIDEプロジェクト
・NTTコミュニケーションズ
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