SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Google App Engine for Javaを使ってみよう!

Google App Engine for Javaを使ってみよう!
(3)Google Accounts Java API

Google App Engine for Javaを使ってみよう! (3)

 この連載では2009年4月に発表されたJava版のGoogle App Engineを解説します。今回はGoogleのサービスで利用されている認証サービス「Google Accounts」を、Google App Engine上で公開したあなたのサービスでも利用可能にする「Google Accounts Java API」の使い方を勉強したいと思います。

はじめに

 Googleのインフラで実行されるクラウドサービス「Google App Engine」が2009年4月7日にJavaに対応しました。Javaエンジニアにも利用できるようになった、Google App Engineを一緒に勉強して行きましょう!

 今回はGoogleのサービスで利用されている認証サービス「Google Accounts」をあなたのサービスで利用可能にする「Google Accounts Java API」を勉強したいと思います。

対象読者

  • ウェブサービス開発に興味のあるJavaエンジニア
  • Google App Engine for Javaに興味がある方
  • Google App Engine for Javaの認証をGoogle Appsのアカウントで利用することに興味がある方
  • (独自ドメインで運用したい方のみ): DNSの設定(CNAMEレコード)を変更できるスキルがある方

必要な環境

  • 「Google Plugin for Eclipse」がインストールされている、Eclipse 3.3(Europa)か3.4(Ganymede)
  • (Google Appsと連動させたい方のみ)Google Appsのアカウント

 開発環境の構築手順については、第1回の解説を参照してください。

Accounts Java APIとは?

 Google App Engineでは、Googleのサービスで利用されている認証サービス「Google Accounts」の認証結果をアプリケーションから利用できる以下のような機能(API)が提供されています。

  • 認証
  • アクセスコントロール(管理者権限/一般ユーザ権限/認証していないユーザ権限)

 認証後には、API経由で以下のような情報を取得することができます。

  • 認証したドメインの取得
  • ユーザのメールアドレスの取得
  • ユーザのニックネームの取得
「認証したドメインの取得」APIがなぜ必要か

 Google App Engineは、Google Appsと連動させることで独自ドメインに組み込まれたGoogle Accountsの認証を利用することができます。そのため、認証ドメインが必ずしも「gmail.com」になりません。

 

 以下は、私の個人ドメイン「daisukeyamashita.com」で運用しているGoogle App Engineから利用しているGoogle Accounts Java APIの認証ページを表示させているところです(詳細は後述)。

 プロジェクトの作成

 ボタンメニューから[g]ボタンをクリックして新規プロジェクトを作成します。

 今回はGWTを利用しないので、[User Google Web Toolkit]のチェックは外してください。Project nameは「GAccountTest」、Packageは「com.daisukeyamashita.test.gaccount」にしました。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます
  • ・翔泳社の本が買える!
    500円分のポイントをプレゼント

メールバックナンバー

次のページ
Google Accounts Java APIを使ってみよう!

この記事は参考になりましたか?

Google App Engine for Javaを使ってみよう!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山下 大介(ヤマシタ ダイスケ)

  京都大学を中心とした、産官学共同プロジェクトのSOBAプロジェクトに参加後、同プロジェクトで開発したP2P配信によるVoIP技術を2005年に商業化。オープンソース、VoIP、P2P、クラウドコンピューティングに精通。趣味はGoogleの追っかけ。現在は、株式会社SOBAプロジェクト取締役。ブログ:『~ ミネルヴァの梟は黄昏とともに飛び始める ~』所属:株式会社SOBAプロジェクトGoogle Developer Day 2008サポーター, 2009サポーターGoogle App Engine API Expert

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/3840 2009/04/28 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング