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![]() 柳井です。 久曾神昇の「古今和歌集(四)全訳注」を読みました。全四巻の最終巻です。内容的には「その他」といった感じで、雑多な歌が収録されています。形式的にも、短歌だけでなく、長歌、旋頭歌(五七七 五七七)、俳諧とバリエーションに富んでいます。 その中でも、俳諧がなかなか面白かったです。この時代、まだ俳句のように短くなってはいませんが、思わずにやりとしてしまう諧謔を感じる歌が多かったです。収録数は少ないですが、きっと当時は多数作られていたのではないかと思います。 肩肘張らないこういった歌は、高尚さはないですが、非常に身近なものです。そういったものを切り捨てるのではなく、公式の歌集に載せていることは面白いと思います。このような大らかさは、今の時代にも必要だと思いました。 |
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