Mozilla Foundationは4月27日(米国時間)、オープンソースのウェブブラウザ「Firefox 3.0.10」をリリースした。Firefox 3のメンテナンスリリースであり、重要なセキュリティ修正が含まれている。新しい機能追加などはない。また、次期バージョンのβテスト版「Firefox 3.5β4」もリリースされた。
Mozilla Foundationは4月27日(米国時間)、オープンソースのウェブブラウザ「Firefox 3.0.10」をリリースした。Firefox 3のメンテナンスリリースであり、重要なセキュリティ修正が含まれている。新しい機能追加などはない。また、次期バージョンのβテスト版「Firefox 3.5β4」もリリースされた。
Firefox 3.0.10では、バージョン3.0.9のセキュリティ修正の影響で発生していたクラッシュの問題が解決され、重要度は「最高」となっている。利用者には48時間以内に更新が通知されるようになっており、Mozilla Foundationでは早急にバージョンアップするよう勧めている。
また、Firefox 3.5β4では、次期バージョンに搭載される「プライベートブラウジングモード」を改良。新しいJavaScriptエンジン「TraceMonkey」のパフォーマンスと安定性も改善された。ほかにも、ネイティブJSONとWebワーカースレッドのサポート、Geolocation(IPアドレスから緯度と経度を解析する機能)による位置情報の利用、HTML5のvideo要素やダウンローダブルフォントといった新しいウェブ標準に対応するなど、数多くの追加や変更が含まれている。日本語を含む70カ国語版が用意されている。
なお、Firefox“Shiretoko(知床)”のコードネームで開発されている次期バージョンは、ひとつ前のβ3までは3.1としてリリースされていたが、3.0からの変更が大きすぎるため、3.5にバージョン番号を付け替えると予告されていた。
【関連リンク】
・Firefox 3.0.10 リリースノート
・Firefox 3.5 Beta 4 now available for download
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