CodeZine(コードジン)

特集ページ一覧

Curl+JRuby+Google App EngineでTwitter風アプリを作る
~ローカル環境構築編~

第4回

  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2009/08/27 14:00
目次

Twitter風サービスの構築2

友人モデル

 friendshipsテーブルはusersテーブルに所属しているので、 所属をbelongs_toで宣言しています。また、friend_idカラム(Friendshipクラスのfriend属性)も usersテーブルに所属しているのでbelongs_toで宣言しています、ただし属性名、カラム名が規約通りではないので :class_name、foreign_keyで設定しています。

 user属性の方は friendshipsテーブルの user_id カラムに対応し、所属先は Userクラス(usersテーブル)という規約通りなのでclass_name、foreign_keyを省略しています。

 以下はいずれも小さなメソッドばかりですが、コントローラーにはロジックを含む処理は書かずに、モデルに集めるようにするとコードの重複が減り、テストもしやすいメンテナンス性の高いコードになります。

  • friendsクラスメソッドは、指定されたmy_idの友人の一覧を戻します。ただし、友人には自分自身も含まれるので、自分自身は含まないようにしています。
  • not_friend_users クラスメソッドは、指定されたmy_idの友人でないユーザーの一覧を戻します。
  • create_selfクラスメソッドは、指定されたmy_idの自分自身を友人として登録します。

 not_friend_userssで使われている find_all_by_user_id(id)メソッドですが、これは find(:all, :conditions=>["user_id = ?", id]) と同等で、 "find_all_by_カラム名" のメソッドが実行されるとActiveRecordが動的にメソッドを生成します。

class Friendship < ActiveRecord::Base
  belongs_to :user
  belongs_to :friend, :class_name => "User", :foreign_key => "friend_id"
  
  def self.friends(my_id)
    Friendship.all(:conditions => ["user_id = ? and friend_id <> ?", my_id, my_id])
  end

  def self.not_friend_users(my_id)
    User.all(:conditions => ["id not in (?)", Friendship.find_all_by_user_id(my_id).map(&:friend_id)])
  end
  
  def self.create_self(my_id)
    Friendship.new(:user_id => my_id, :friend_id => my_id).save!
  end
end

友人コントローラー

 友人コントローラーは、友人の一覧、追加、削除を行うだけの簡単なコントローラーです。

class FriendshipsController < ApplicationController

  def index
    @friendships = Friendship.friends(@user_id)
  end

  def new
    @friendship = Friendship.new
    @not_friend_users = Friendship.not_friend_users(@user_id)
  end

  def create
    @friendship = Friendship.new(params[:friendship])
    @friendship.user_id = @user_id

    if @friendship.save
      flash[:notice] = 'フォローに登録しました'
      redirect_to(friendships_url)
    else
      render :action => "new"
    end
  end

  def destroy
    @friendship = Friendship.find(params[:id])
    @friendship.destroy

    redirect_to(friendships_url)
  end
end

つぶやきモデル

 statusesテーブルはusersテーブルに所属しているので、belongs_toで宣言しています。

 all_frendsクラスメソッドは、指定されたmy_idユーザーの友人のつぶやきの一覧を取得しています。

 api_dataメソッドはCurl等のアクセスに対し、戻すデータを組み立てるメソッドです。データは statusesから所得したレコードをHashに変換したものです。ただし user_idの代わりにユーザー情報を含むHash、{id=>ユーザーid、 screen_name=>ユーザー名、profile_image_url=>アイコンのURL}を"user"をキーとして追加しています。

 また、画像のURLはモデルが関知すべき情報ではないので、image_url引数で画像URLを求める手続きオブジェクト(関数)を渡してもらい、それを image_url.call で呼び出しています。

class Status < ActiveRecord::Base
  belongs_to :user
  
  def self.all_frends(my_id)
    Status.all(:conditions => ["friendships.user_id = ?", my_id],
                    :joins => "JOIN friendships ON statuses.user_id = friendships.friend_id",
                    :order => "created_at DESC")
  end
  
  def api_data(image_url)
    status_attrs = self.attributes
    user_attrs = User.find(self.user_id, :select => "id,screen_name").attributes
    user_attrs["profile_image_url"] = image_url.call(self.user.profile_image_path)
    status_attrs["user"] = user_attrs
    status_attrs
  end
end

つぶやきコントローラー

 つぶやきコントローラーは、友人のつぶやき一覧と、つぶやきの新規作成が主な処理です。ただし連載2回目同様にCurlのコードをクライアントに送るstart処理もあります。この処理自体の認証は外してあります。

 つぶやき一覧(friends_timeline)処理では、つぶやき情報を取得し、HTMLやJSON形式でデータを戻しています。ただし、JSONデータに含まれるアイコン画像のURLを戻す手続きオブジェクト(関数)をto_image_url変数に代入し、api_dataメソッドに渡しています。 index は friends_timeline にリダイレクトするようにしました。

 つぶやきの新規作成(create)処理は Scaffoldの作ったコードのXMLをJSONに、user_idの設定を変更しただけです。

class StatusesController < ApplicationController

  skip_before_filter :authenticate, :only => :start
  
  def index
    redirect_to friends_timeline_statuses_url
  end
  
  def start
    render :layout => false, :content_type => 'text/vnd.curl'
  end
    
  def friends_timeline
    @statuses = Status.all_frends(@user_id)
    @status = Status.new
    to_image_url = lambda{|path| url_for.sub(/ #{friends_timeline_statuses_path}$/, '/images/') + path}
    
    respond_to do |format|
      format.html # index.html.erb
      format.json  { render :json => @statuses.map{|e| e.api_data(to_image_url)}.to_json }
    end
  end

  def create
    @status = Status.new(params[:status])
    @status.user_id = @user_id

    respond_to do |format|
      if @status.save
        format.html { redirect_to friends_timeline_statuses_url }
        format.json  { render :json => @status, :status => :created, :location => @status }
      else
        format.html { render :action => "new" }
        format.json  { render :json => @status.errors, :status => :unprocessable_entity }
      end
    end
  end
end

Curlクライアントの変更

 このTwitter風サービスにCurlクライアントからアクセスするにはサーバのURLを次のように変更します。

{let server_url = "http://localhost:3000/"}

まとめ

 今回は、Curlを使ったTwitterクライアントとRuby on Railsを使った Twitter風サービスを作ってみました。 Ruby on Railsのサーバ側は複数テーブルの関連や認証などを含み、本格的なシステムの作る際の参考になると思います。また、CurlもRuby on RailsもJSONデータなどを簡単に扱えるのでTwitterのような Web+APIのシステムが手軽に作れる事を感じていただけたかと思います。



  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

  • 吉田裕美(ヨシダユウミ)

    有限会社 EY-Office 取締役 CADのベンチャー企業でCADのコア部分や図面管理システムなどの開発に従事した後、独立しJava,Ruby,PerlでWebアプリを中心に開発してきた。現在は殆どの開発はRuby on Rails。 ここ数年はソフトウェアエンジニアの教育に興味をもち、従来の...

バックナンバー

連載:Ruby on Rails + Curl
All contents copyright © 2005-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5