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AjaxとCometを利用したLiftのアプリケーションを作る

Scala+Liftによる実践Webアプリケーション開発(5)

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2010/03/15 14:00
目次

動作確認

 ここまでで、Cometを利用した画面を追加する準備ができました。早速、開発サーバを起動して動作確認しましょう。

 「mvn jetty:run」コマンドで開発サーバーを起動します。サーバー起動後に、http://localhost:8080/にアクセスすると、追加されたメニューが表示されていることが確認できるでしょう。

 追加された「ついったーのようなもの(Comet)」というリンクをクリックすると、空の画面がでてきます。この時点では、まだメッセージが投稿されていないので何も表示されていません。

図4:Cometを利用した画面(初期表示)
図4:Cometを利用した画面(初期表示)

 次に、別のブラウザやタブで、前回作成した投稿画面を表示させます。ここで、メッセージを投稿してみましょう。

図5:前回作成した投稿画面
図5:前回作成した投稿画面

 メッセージを投稿したら、先ほど表示させたCometを利用した画面を見てましょう。特にブラウザをリロードしなくても投稿されたメッセージが自動的に追加されてることが確認できるでしょう。

図6:Cometを利用した画面(メッセージ表示)
図6:Cometを利用した画面(メッセージ表示)

 次々とメッセージを投稿してみましょう。特に何もせずとも投稿したメッセージが追加されていく様子が分かると思います。

 実際に、Cometでサーバーから返されているレスポンスは、先ほどのAjaxの例と同じく、次のようなjQueryを利用したJavaScriptになっています。

[リスト9]Cometのレスポンス
try { destroy_F33081855446LO0(); } catch (e) {}
jQuery('#'+'F33081855446LO0_messages_span').prepend('<xml:Group>\u000a            <ul class="status">\u000a                <li class="message">\u3042\u3042</li>\u000a                <li class="user">Guest</li>\u000a                <li class="dateOf">Tue Dec 29 21:27:16 JST 2009</li>\u000a                <hr />\u000a              </ul>\u000a          </xml:Group>');
try { destroy_F33081855446LO0 = function() {}; } catch (e) {}

lift_toWatch['F33081855446LO0'] = '33081855477';

まとめ

 これまでの全5回の連載を通して、Liftという「関数型Webアプリケーションフレームワーク」という新しいコンセプトのフレームワークを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 Scalaという新しい言語がもつパワーを生かしたLiftは、これまでのフレームワークとは異なったアプローチを取っています。一見Htmlを直接処理しているように見えて、実は透過的なテンプレートとSnippetアーキテクチャや、今回紹介したサーバサイドのみでのAjaxやCometなどです。

 Liftに触れることで、Scalaの持つ可能性を感じていただければ幸いです。

参考資料



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連載:Scala+Liftによる実践Webアプリケーション開発

著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

  • WINGSプロジェクト 尾崎 智仁(オザキ トモヒト)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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