Comet接続する画面のテンプレート
CometTwit Snippetを利用するHTMLテンプレートを作成しましょう。
「src/main/webapp」ディレクトリに、「comet.html」というファイル名で新しいファイルを作成します。ファイルの内容はリスト6の通りです。
<lift:surround with="default" at="content"> <style> /* <![CDATA[ */ .status{ border-bottom:2px dashed #D2DADA; line-height:1.1em; margin-top:10px; margin-bottom:10px; } .status li{ list-style:none; } .status textarea{ height:100%; width :60%; } .message{ font-size:1.8em; line-height:2.0em; color:#666666; } .user{ font-size:1.2em; color:#3333FF; } .dateOf{ font-size:0.9em; color:#333333; } /* ]]> */ </style> <lift:comet type="CometTwit" name="Other"> <twit:messages>メッセージはありません。</twit:messages> </lift:comet> </lift:surround>
このテンプレートでは、<lift:comet>タグを利用しています。<lift:comet>タグは、type属性にCometActorを継承するSnippetのクラス名を指定します。name属性は、LiftがこのComet接続を処理するActorのインスタンスをユニークにするかの指定です。
テンプレートを作成したので、Boot.scalaにこのテンプレートへのメニューを追加しましょう。
「src/main/scala/bootstrap/liftweb/Boot.scala」を編集し、リスト7の太字の部分を追加します。
class Boot { def boot { ... val entries = Menu(Loc("Home", List("index"), "Home")) :: Menu(Loc("Twit", List("twit"), "ついったーのようなもの")) :: Menu(Loc("Comet", List("comet"), "ついったーのようなもの(Comet)")) :: User.sitemap LiftRules.setSiteMap(SiteMap(entries:_*)) ... } }
投稿時にTwitServerにメッセージを送る
最後に、前回作成した投稿する処理を行っていたTwit Snippetに、メッセージがデータベースに投稿された後にTwitServerにメッセージを送信する処理を追加します。
プロジェクトディレクトリ以下の 「src/main/scala/demo/twitterclone/snippet/」ディレクトリにある「Twit.scala」に対して、リスト8で太字になっている部分のように書き換えます。
class Twit { ... def addMessage:Unit = message.validate match { // パターンマッチで、入力チェックの結果エラーが // 発生していない場合のみ登録 // 前回までの処理はコメントアウト // case Nil => message.save;S.notice("メッセージを投稿しました。") case Nil => { message.save TwitServer ! message S.notice("メッセージを投稿しました。") } // エラーが発生してる場合はメッセージを表示 case x => S.error( x ) } ... }
TwitServerオブジェクトに対して 「!」関数でMessageモデルオブジェクトを送信しています。「!」関数は、ScalaのActorに対してメッセージを送信するための関数です。