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Silverlight 3徹底入門

Silverlight 3で強化されたグラフィックとメディア機能

Silverlight 3徹底入門(6)

遠近法変換を利用した要素の変換

 Silverlight 3で追加された遠近法変換による要素の変換では、今までの2次元の変換だけでなく、奥行きを考慮した疑似的な3次元での変換が可能になっています。3次元座標での変換を行う際は、各UI要素のProjection(投影)プロパティに値を設定します。単純な座標操作であれば、PlaneProjectionクラスによる座標指定で簡単に3次元の変換を行うことができます。ここでは説明しませんが、複雑な投影を行いたい場合はMatrix3DProjectionクラスを利用することも可能です。

 [リスト2]は[リスト1]の四角形を遠近法変換で変換する例です。

[リスト2]Projectionを利用した要素の遠近法変換(Projection.xaml)
<StackPanel Margin="5">
    <Rectangle Width="50" Height="50" Fill="Blue">
        <!-- 四角形を X, Y, Z軸にそれぞれ30度傾けます。 -->
        <Rectangle.Projection>
            <PlaneProjection x:Name="projection" 
                             RotationX="30" RotationY="30" RotationZ="30"/>
        </Rectangle.Projection>
    </Rectangle>
	<StackPanel Orientation="Horizontal">
	    <TextBlock Text="X" />
	    <Slider Width="100" Minimum="0" Maximum="360" 
	            Value="{Binding ElementName=projection, Mode=TwoWay, Path=RotationX}"/>
	</StackPanel>
    <StackPanel Orientation="Horizontal">
        <TextBlock Text="Y" />
        <Slider Width="100" Minimum="0" Maximum="360" 
                Value="{Binding ElementName=projection, Mode=TwoWay, Path=RotationY}"/>
    </StackPanel>
    <StackPanel Orientation="Horizontal">
        <TextBlock Text="Z" />
        <Slider Width="100" Minimum="0" Maximum="360" 
                Value="{Binding ElementName=projection, Mode=TwoWay, Path=RotationZ}"/>
    </StackPanel>
</StackPanel>

 この例では、長さ50の四角形の中心で、X軸、Y軸、Z軸方向にそれぞれ30度(RotationX、RotationY、RotationZ)遠近法変換で傾けた例です。実行すると[リスト1]の例と同様に疑似3D空間上でそれぞれの軸に傾いた図形を確認できると思います(図2)。

 

図2:[リスト2]の実行結果
図2:[リスト2]の実行結果

 サンプルを実行してみると分かると思いますが、Rotationではそれぞれの軸を中心に時計回りで要素が回転します(図3)。

図3:要素の回転軸
図3:要素の回転軸

 PlaneProjectionクラスでは他にも要素の回転の値だけでなく、要素のどこに回転の中心軸を置くか(CenterOfRotationX、CenterOfRotationY、CenterOfRotationZ)、疑似3次元空間上のどこに要素を配置するか(LocalOffsetX、LocalOffsetY、LocalOffsetZ、GlobalOffsetX、GlobalOffsetY、GlobalOffsetZ)といったプロパティを設定できます。

 LocalOffsetとGlobalOffsetなどは文章で説明されてもいまいちピンとこないと思いますが、このあたりの確認はSilverlight SDK Sample BrowserのPerspective Transform Laboratoryで実際に値を操作しながら確認できます。

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イージング関数によるアニメーション

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト かるあ (杉山 洋一)(カルア(スギヤマ ヨウイチ))

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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