グレープシティは、表計算機能を提供するASP.NETコンポーネントの新版「SPREAD for ASP.NET 5.0J」を9月27日に発売すると発表した。
SPREADは、アプリケーションにExcelライクな表計算機能を実装できるコンポーネント。ASP.NET版、Windowsフォーム版共に世界中の多くの開発の現場で利用されており、ライセンス出荷数は10万を超える。
SPREAD for ASP.NETを利用することで、標準コントロールのデータグリッドでは提供が難しいソートやフィルタリング、計算式を用いたデータ加工などの機能を実装できるため、Webアプリケーションからデータを抽出し、Excelで加工するといった二度手間を省くことができる。
また、エンドユーザーが使い慣れたExcelと同等のUIを提供が可能なため、アプリケーションの操作性向上が期待できるほか、基幹システムと切り離されたExcelシート管理されているデータをそのままWebシステムに移植するといった場面での活用も可能だ。
今回発表された5.0Jでは、SPREADに入力されたデータの状態を管理するプロパティの追加や、スクロール時に必要なデータのみをクライアント側で保持するといった仕組みが取り入れられ、ASP.NETアプリケーション開発のボトルネックともいえる表示パフォーマンスの最適化が図られるなど、前バージョンから実に100以上の機能追加・改善が行われている。
このほかにも、AJAXControl Toolkitの採用、PDFエクスポートへの対応、新しいセル型の追加なども行われている。主な機能は、グレープシティのデモサイトで確認することができる。
開発ツールはVisual Studio 2008 SP1/2010に対応。価格は1開発ライセンスのパッケージ版168,000円、ダウンロード版が151,200円となっており、運用には別途サーバーライセンスが必要となっている。
【関連リンク】
・SPREAD for ASP.NETオンラインデモ
・SPREAD for ASP.NET 5.0J
・プレスリリース
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