ソフォスは、2006年8月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。依然脅威は継続しているとの報告。
法人向けセキュリティ対策大手のソフォス株式会社が、2006年8月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
調査によると、「マルウェア」の傾向は先月から変わらないものの、2005年5月以来、チャートから姿を消していたMytob-Eワームが再び浮上している。Netsky-Pを検知し駆除する対策は2年前にはすでに提供済みではあるが、あいかわらずメールワームとして出回っているようだ。
ソフォスでは、ITセキュリティの意識を高めるための教育や啓蒙活動にもかかわらず、必要な対策を適用されないままインターネットに接続されているPCが依然として数多く存在していると警告している。
また、世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるものは278通に1通の割合(0.4%)にまで比率を下げていることがわかった。2005年8月には50通に1通の割合だったので、この1年間増加傾向にあることがうかがえる。
2006年8月におけるトップ10ウイルスは以下の通り。
順位 | ウイルス名 | 割合 |
1 | Netsky-P | 19.9% |
2 | Mytob-AS | 15.8% |
3 | Bagle-Zip | 8.0% |
4 | Nyxem-D | 6.4% |
5 | Netsky-D | 4.4% |
6 | Mytob-C | 4.1% |
7 | Mytob-E | 3.2 |
8 | Mydoom-O | 3.0% |
9 | Zafi-B | 2.7% |
10 | Mytob-FO | 1.5% |
その他 | 31.0% |
ソフォスでは、イントラネット/Webサイト用の最新ウイルス情報フィードを無償で提供している。過去のトップ10ウイルスの画像は、こちらのページよりダウンロード可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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