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入力検証機能を持ったSilverlightアプリケーションの作成

InputMan for Silverlight 1.0JのGcValidationIndicatorコントロールを使ったWebページの作成

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2011/07/13 14:00
目次

GcTextBoxコントロールに入力検証機能を組み込む

 最後に、郵便番号を入力するGcTextBoxコントロールに入力検証機能を組み込みます。入力検証機能は、氏名入力のTextBoxコントロールと同じように、Bindingオブジェクトを使用する方法を使います。

コントロールのレイアウト

 コントロールのレイアウトは、氏名入力とほぼ同じです。バインディングするプロパティ名を「Zipcode」に変え、表示するメッセージも変えます。

 GcTextBoxコントロールは、入力時の書式設定を半角の数字にし、入力文字数を7文字までになるように設定し、入力が空白のときに検証インジケータが作動するようにします(設定方法は前回の記事を参照)。

<StackPanel Grid.Row="3" Orientation="Horizontal">
  <StackPanel.Resources>
    <local:Zipcode x:Key="Zipcode" />
  </StackPanel.Resources>

  <TextBlock Text="郵便番号:" VerticalAlignment="Center" Margin="5" />
  <im:GcTextBox Name="GcTextBox1" Format="9" Width="70" WatermarkDisplayNull="半角数字" 
                WatermarkDisplayNullForeground="LightBlue" MaxLength="7" MaxLengthUnit="Char" >
    <im:GcTextBox.Text>
      <Binding Mode="TwoWay"  Source="{StaticResource Zipcode}" Path="Text" 
                    ValidatesOnNotifyDataErrors="False" ValidatesOnExceptions="true" />
    </im:GcTextBox.Text>
  </im:GcTextBox>
  <TextBlock Text="例:1234567 (ハイフンを除く)" Foreground="DarkBlue" VerticalAlignment="Center"
          Margin="5"  />
  <im:GcValidationIndicator Name="GcValidationIndicator3" Width="16" Height="16" 
                    ElementName="GcTextBox1" />
</StackPanel>

入力検証クラスの作成

 入力検証クラス「Zipcode」の作成は、クラス「Person」とほとんど同じですが、GcTextBoxコントロールが半角数字しか受け付けないように設定してあるので、変数「_Text」の入力値は数字にし、エラーメッセージの内容も変えておきます。ValidatePropertyメソッドの式はクラス「Person」と同じです。

 これで、郵便番号入力用のGcTextBoxコントロールが、入力が空白のまま他のコントロールにフォーカスが移ると、アイコンの点滅とメッセージがツールチップで表示されます。

Visual Basic
Public Class Zipcode
  Private _Text As String = "0000000"

  <Required(ErrorMessage:="7桁の半角数字で入力してください。")>
  Public Property Text() As String
    Get
      Return _Text
    End Get
    Set(ByVal value As String)
      ' アノテーションにしたがって検証を実行します。
      Validator.ValidateProperty(value, New ValidationContext(Me, Nothing, Nothing) With {.MemberName = "Text"})
      _Text = value
    End Set
  End Property
End Class
C#
public class Zipcode
{
  private string _Text = "0000000";

  // プロパティの値を必須として指定します。
  [Required(AllowEmptyStrings = false, ErrorMessage = "7桁の半角数字で入力してください。")]
  public string Text
  {
    get { return _Text; }
    set
    {
      // アノテーションにしたがって検証を実行します。
      Validator.ValidateProperty(value, new ValidationContext(this, null, null) { MemberName = "Text" });
      _Text = value;
    }
  }
}
入力がどちらも空白の場合でも、違うメッセージで表示
入力がどちらも空白の場合でも、違うメッセージで表示

まとめ

 データ入力処理で最も気を使うのが、入力データのチェックです。ユーザー入力時に間違ったデータがインプットされないようにすれば、データチェックや変換処理など余計なコードを書かなくて済みます。

 InputMan for Silverlight 1.0Jは、プログラマの余計な負荷を軽減してくれる優れたコントロールパッケージです。Silverlightアプリケーション開発をされている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

参考文献

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著者プロフィール

  • 瀬戸 遥(セト ハルカ)

    8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

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