SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ComponentZine(InputMan)

入力検証機能を持ったSilverlightアプリケーションの作成

InputMan for Silverlight 1.0JのGcValidationIndicatorコントロールを使ったWebページの作成

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 前回の記事では、入力時に指定した書式に一致しないデータの入力を受け付けない機能をWebページに組み込みました。InputMan for Silverlight 1.0JのGcValidationIndicatorコントロールを使えば、さらにいろいろな入力用コントロールに入力値の検証結果を表示する通知機能が追加でき、よりユーザーフレンドリーなUIを実装できます。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

 前回の記事『Silverlightアプリケーションのテキストボックスで入力値制限や透かし表示を行う』では、入力時に指定した書式に一致しないデータの入力を受け付けない機能をWebページに組み込みました。よりユーザーフレンドリーなUIにするのであれば、たとえば入力値が空白のまま次の入力コントロールにフォーカスが移ってしまった場合に、ユーザーに対して入力を促すような処理も必要になります。

 InputMan for Silverlight 1.0JのGcValidationIndicatorコントロールは、入力値の検証結果を表示する通知機能を、いろいろな入力用コントロールに追加するコンポーネントです。入力コントロールへのデータ入力時点でエラーをキャッチし、ユーザーにアイコンやテキストでエラーを表示します。検証対象のコントロールに、InputMan for Silverlight 1.0Jの入力コントロールや、Silverlight標準の入力コントロールが使え、入力の水際でエラーを未然に防止できます。

 今回はこのGcTextBoxコントロールを使って、これらの機能を使った簡単な入力ページを作成してみました。

TextBoxが空白のままフォーカスを失うと、アイコンの点滅とメッセージで表示
TextBoxが空白のままフォーカスを失うと、アイコンの点滅とメッセージで表示
GcTextBoxコントロールにも空白の検証機能を組み込める
GcTextBoxコントロールにも空白の検証機能を組み込める

対象読者

 Visual Basic/Visual C# 2010を使ってプログラムを作ったことのある人。また、SilverlightおよびXAMLに対する基礎知識が必要です。

必要な環境

 Visual Basic 2010、Visual C# 2010、Visual Studio 2010でプログラムが作れる環境。また、Visual Studio 2010 Silverlight Tools 4.0をインストールしていることが必須条件です。

 なお、本プログラムはWindows Vista上で動作するVisual Studio 2010およびVisual Studio 2010 Silverlight Tools 4.0を使用して作成し、Internet Explorer 8で動作確認を行っています(※注意)。

※注意

 今回の内容も、Visual Studio 2010+Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010の開発環境になっています。

 Visual Studio 2008+Silverlight 3 Tools for Visual Studio 2008の環境ではサンプルプロジェクトは動作しないので注意してください。

※サンプルソース実行時の注意点

 サンプルソースを実行するには、C#、VBともに次の設定を行う必要があるため、注意してください(※○○にはcsまたはvbのいずれかが入ります)。

  1. ソリューションエクスプローラでASP.NET Webサイトプロジェクト(sl_varid_○○.Web)を右クリックし、[スタートアッププロジェクトに設定]を選択
  2. ソリューションエクスプローラでsl_varid_○○TestPage.aspxを右クリックし、[スタートページに設定]を選択

 また、サンプルソースを実行する際にはデバッグ無しで開始する必要があります。実行時には[Ctrl]キー+[F5]キーを押下してください。

コンポーネントのインストール

 この記事の手順を試すには、Visual Studio、Visual Basic、Visual C#の開発環境にInputMan for Silverlight 1.0Jをインストールする必要があります。インストーラは、グレープシティのWebページからダウンロードできます。

 製品ページの[申込フォーム]をクリックし、グレープシティのWebサイトへ必要情報を登録すると、添付トライアルライセンスキーファイルとダウンロードサイトを記載したE-Mailが送られてきますので、ここからダウンロードします。制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。

次のページ
GcValidationIndicatorコントロールについて

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ComponentZine(InputMan)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6030 2011/10/13 16:27

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング