米iAnywhere Solutionsは、マルチテナントでホスティングされたアプリケーションのデータ管理と配備、スケールアップとスケールダウンを容易に実現したいというISV(独立系ソフトウェア会社)のニーズと、ISVの顧客企業から寄せられるクリティカルなデータのセキュリティ確保とガバナンスというニーズの双方を満たすRDB「SQL Anywhere OnDemand Edition」のベータ版を、12日(現地時間)に発表した。
米iAnywhere Solutions、RDB「SQL Anywhere」のクラウド版「SQL Anywhere OnDemand Edition」のベータ版を発表
「SQL Anywhere OnDemand Edition」は、SQL Anywhere本来の特長である自己管理性をクラウド上でも活かし、さらにクラウドのためのツールや機能を充実させるという実用的なアプローチにより、顧客企業のデータを他のテナントから独立した状態で保つことが可能なため、ISVがアプリケーションをクラウドに移行する際にもセキュリティと独立性を保持できる。
また、「SQL Anywhere OnDemand Edition」は特定のホスティングサービス、あるいはデータ管理アーキテクチャに限定するものではないため、ISV自身が顧客企業向けにホスティングサービスを提供し、個々の顧客企業のニーズに応えることが可能な、プライベートな配備オプションを利用したクラウドベースのアプリケーションや、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドをミックスしたクラウドアプリケーションを開発できる。
なお、「SQL Anywhere OnDemand Edition」のベータ版であるコードネーム「Fuji(富士)」は、30日以内にダウンロード可能になる予定。製品版の、アメリカでの正式リリースは、今年度末を予定している(日本でのリリーススケジュールは検討中)。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です