Mozilla Japanは、Webブラウザの最新版「Firefox 7」と、メールソフト「Thunderbird 7」の正式版を、27日深夜にリリースした。
Firefox 7は、「Gecko 7エンジン」を搭載。メモリ管理を効率化することによって、メモリ使用量を削減、レスポンスの高速化などパフォーマンスを向上している。
また、各種標準技術への対応も進められた。ハードウェアアクセラレーションの活用によってCanvasのレンダリングを強化し、HTML5アニメーションの高速化を実現した。さらに、W3C標準の「Navigation Timing」を実装し、ページの読み込み時間やサイト内遷移を、回線速度や訪問者数といったその他の要因と比較できるようになっている。
Android版Firefoxでは、ブラウザとサーバ間の同時双方向通信を実現する「WebSocket API」を実装。ユーザーからの要望が多かった、ページ上の文字列をコピーして、メールやフォーム、ブラウザ以外のアプリケーションに貼り付けられる機能なども追加されている。
Thunderbird 7も、Firefox 7と同様にGecko 7エンジンを搭載。安全性や安定性を向上するとともに、ユーザーインタフェースや添付ファイル処理を改善した。すでに、Lightning Calendar/Conversation View/Open Searchなど数多くのアドオンに対応している。
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