SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ComponentZine(InputMan)

ふりがな入力やIMEの切り替えを自動で行うWPFアプリケーションの作成

InputMan for WPF 1.0JのGcImeManagerコンポーネントを使ったWPFアプリケーションの作成

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 今回は、入力インタフェースの構築を支援する「InputMan for WPF 1.0J」の「GcImeManagerコンポーネント」を取り上げます。本稿では、このコンポーネントを使用し、IMEのオンオフの切り替えや、ふりがなの入力を自動で行うインターフェイスを持つ日本語のアプリケーションを作成します。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

 日本語のアプリケーションを作る際、日本語の入力処理は必須ですが、コントロールにフォーカスが移るたびにユーザーにIME(日本語入力システム)を起動させて入力させるのは、ユーザーフレンドリーなUIとは言えません。

 InputMan for WPF 1.0JのGcImeManagerコンポーネントは、IMEのオンオフを自動で切り替えたり、ふりがなを自動で入力してくれるコントロールです。

 今回は、このGcImeManagerコンポーネントを使って、入力する文字の種類によってIMEのオンオフを切り替え、入力した漢字の2種類(全角ひらがな・半角カタカナ)のふりがなを自動で入力してくれるアプリケーションを作成してみました。

漢字入力が必要な時はIMEをオンに
漢字入力が必要な時はIMEをオンに
英字入力ではIMEをオフにする
英字入力ではIMEをオフにする
入力した漢字のふりがなを自動で入力
入力した漢字のふりがなを自動で入力

対象読者

 Visual Basic、Visual C# 2010を使ってプログラムを作ったことのある人

必要な環境

 Visual Basic 2010、Visual C# 2010、Visual Studio 2010でプログラムが作れる環境。なお、本プログラムはWindows Vista上で動作するVisual Studio 2010を使用して作成し、動作確認を行っています。

※サンプルソース実行時の注意事項

 動作環境として、あらかじめ.NET Framework 4.0がインストールされている必要があります。動作するOSは、以下を参照ください。


動作するOS一覧
OS 32ビット(x86) 64ビット(x64)
Windows XP 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows 7 日本語版
Windows Server 2003 日本語版
Windows Server 2008 日本語版
Windows Server 2008 R2 日本語版 -

コンポーネントのインストール

 この記事の手順を試すには、Visual Studio、Visual Basic、Visual C#の開発環境にInputMan for WPF 1.0Jをインストールする必要があります。インストーラは、グレープシティのWebページからダウンロードできます。

 製品のトライアル版一覧ページにてダウンロードしたい製品にチェックを入れ、ページ右上部の[申込フォーム]をクリックしてグレープシティのWebサイトへ必要情報を登録すると、添付トライアルライセンスキーファイルとダウンロードサイトを記載したE-Mailが送られてきますので、ここからダウンロードします。制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。

参照の追加

 InputMan for WPF 1.0Jをインストールしたら、使用するコンポーネントを追加します。今回のコンポーネントはコードから作成して使用するので、ツールボックスに追加するのではなくプロジェクトの[参照の追加]から設定を行います。追加する参照は、「.NET」にある、コンポーネント名が「GrapeCity.WPF.InputMan」のものです。

[参照の追加]から「GrapeCity.WPF.InputMan」への参照を追加する
[参照の追加]から「GrapeCity.WPF.InputMan」への参照を追加する

次のページ
GcImeManagerコンポーネントについて

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ComponentZine(InputMan)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6265 2011/11/15 15:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング