三層データバインドの実装方法
それでは、今回はデータアクセス層の作成から続けていきましょう。
データアクセス層の作成
前回でエンティティが準備できましたので、次は実際にデータアクセスを行う、データアクセス層を作成していきましょう。
なお、データアクセス層の実装にはリポジトリパターンを適用し、ビジネスロジック層から直接Entity Framework(EF)を用いたデータアクセスを行わないようにします。
リポジトリパターンを使うことで、アプリケーションコードからはデータベースにアクセスするように、テストコードからはモック(注1)を使いダミーデータのやり取りをするようにできます。これにより、実際にアプリケーションを動作させずに、ビジネスロジックの開発を効率よく進めることができます。
モックの作成にはMoqやMolesといったライブラリを利用すると便利です。
では、データアクセス層を実際に作成していきましょう。
[1]データアクセス層プロジェクトを作成する
ソリューションに"MRRS.DAL"という名前でクラスライブラリ プロジェクトを追加します。
[2]EFをプロジェクトに組み込む
NuGetを使いEntity Frameworkをプロジェクトに組み込みます。[NuGet Package Manager Console]を開き、以下のコマンドを打ち込みます。
Install-Package EntityFramework
もしくは、[Manage NuGet Packages]ダイアログで、"EntityFramework"で検索して追加します。