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実例で学ぶASP.NET Webフォーム業務アプリケーション開発のポイント

3層データバインドを正しく活用しよう(後編)

実例で学ぶASP.NET Webフォーム業務アプリケーション開発のポイント 第2回


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SQLCE 4.0とEFコードファーストを使用する準備

 プレゼンテーション層を作成する前に、SQLCE 4.0とEFコードファーストによるデータベース自動生成の準備をしましょう。

[1]Web.configを編集する

 まずは、SQLCE 4.0を使うため、Web.configに以下の記述を追記します。

リスト5 Web.config
<connectionStrings>
  <!-- (1) -->
  <add name="MRRSContext"
       connectionString="Data Source=|DataDirectory|MRRS.sdf"
       providerName="System.Data.SqlServerCe.4.0"/>
</connectionStrings>
<!-- (2) -->
<system.data>
  <DbProviderFactories>
    <remove invariant="System.Data.SqlServerCe.4.0"/>
    <add name="Microsoft SQL Server Compact Edition Client Data Provider 4.0"
         invariant="System.Data.SqlServerCe.4.0"
         description=".NET Framework Data Provider for Microsoft SQL Server Compact Edition Client 4.0"
         type="System.Data.SqlServerCe.SqlCeProviderFactory, System.Data.SqlServerCe, Version=4.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=89845dcd8080cc91"/>
  </DbProviderFactories>
</system.data>
(1)接続文字列を追加する

 connectionStringsセクションに、リスト1 (2)で説明した接続文字列名と同じ名前でSQLCE 4.0の接続文字列を追加します。

(2)DbProviderFactoryを追加する

 system.dataセクションを新たに追加し、SQLCE 4.0用のDbProviderFactoryを追加します。

[2]EFコードファーストによるデータベースのイニシャライザーについて記述する

 次に、Grobal.asaxを開き、Appliation_Startイベントハンドラーに、EFコードファーストでDBを自動作成するためのイニシャライザーの記述を追加します。

リスト6 Grobal.asax
void Application_Start(object sender, EventArgs e)
{
  Database.SetInitializer(new DropCreateDatabaseIfModelChanges<MRRSContext>());
}

 この例では、モデル、つまり前回作成したPOCOエンティティが変わったら、データベースを作成し直すよう設定しています。

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まとめ

修正履歴

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高野 将(タカノ ショウ)

<個人紹介>新潟県長岡市在住の在宅リモートワークプログラマー。家事や育児、仕事の合間に長岡IT開発者勉強会(NDS)、Niigata.NET、TDDBCなどのコミュニティに関わったり、Web記事や書籍などの執筆を行ったりしている。著書に『アプリを作ろう! Visual C#入門 Visual C# 2017対応』(日経BP社、2017)など。<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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