アドビシステムズは、「Adobe Creative Suite 6」(以下、Adobe CS6)のすべてのアプリケーションおよび、HTML5開発ツール「Adobe Muse」(英語版)と「Adobe Edge」のpreview版をダウンロードして利用できる「Adobe Creative Cloud」を、アドビストアにて5月11日に販売開始する(全国の販売店では6月中に発売予定)。本日より、アドビストアにて予約受付を開始している。
Adobe Creative Cloudには、Adobe CS6に含まれるPhotoshop、InDesign、Illustrator、Dreamweaver、Premiere Pro、After Effects、Flash Professionalなど14種類のアプリケーションが含まれ、これらの中から任意のもの、あるいはすべてを利用できる。
また、クリエイティブ分野のタッチツールである「Adobe Touch Apps」をAdobe CS6のデスクトップアプリケーションに組み込んでいるため、画像編集やアイデア構築、スケッチ、ムードボード作成、Webサイトとモバイルアプリケーションのプロトタイプ作成、完成した作品のプレゼンテーションなど、クリエイティブプロセスのさまざまな分野への活用が可能となっている。
さらに、新たに提供する「Adobe Creative Cloud Connection」を使えば、モバイル機器とPCとの間でのファイル同期や共有、保存ができる。現在、Adobe Creative Cloudのメンバーシップには20GBのクラウドストレージが含まれており、近い将来にはストレージ容量の追加オプション提供も予定している。
ほかにも、アプリケーションや雑誌、パンフレットをiPadやiPhone、Android搭載端末向けに簡単にパブリッシュする機能も搭載。700種類を超えるタイプフェースを利用できるWebベースのフォントライブラリ「Adobe Typekit」も用意している(欧文フォントのみ)。Webホスティング機能も統合され、インパクトのあるWebサイト提供のための新しいシンプルなワークフローを実現する。
なお、メンバーにはAdobe CSアプリケーションの最新アップデートを継続的に無償で提供するとともに、その他の新製品やサービスも登場時に提供する。また、「Adobe Photoshop Lightroom 4」「Adobe Edge」「Digital Publishing Suite(Single Edition)」をまもなく提供する予定となっている。さらに、トレーニングやサポート、クリエイティブに携わる世界中の人々を有機的につなぐコミュニティ機能も後日追加していく。
アドビストアで販売する個人版の価格は、年間プランが月額5,000円、1か月ごとの月々プランが月額8,000円。Adobe CSのバージョン5.5/5/4/3.xの個人ユーザー向けの発売記念版は、月額3,000円。店頭で販売するパッケージは、プリペイド・キーカード形式で販売し、12か月版が63,000円前後、3か月版が15,750円前後になると予想されている。
発売記念版はアドビストアのみの販売で、同製品の対象ユーザーで、店頭でパッケージを購入した人には、1年間の差額分24,000円をキャッシュバックするキャンペーンを行う。また、4月23日~5月31日までの期間に、Adobe Creative CloudとAdobe CS6を購入したユーザーに特製スクリーンセーバーや500円分のQuoカード、特製ステッカーをプレゼントする発売記念キャンペーンも開催予定。
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