米Basho Technologiesは、IDCフロンティアより610万ドルの戦略的株式投資を受けたことを、18日に発表した。この投資にともない、IDCフロンティアはクラウド・コンピューティングのプラットフォーム上で、Bashoの分散型データベースとクラウド・ストレージ・テクノロジー「Riak」を展開することに合意。今後、「Riak」テクノロジーの導入が、アジア太平洋地域において加速することが予想される。
「Riak」は、2011年9月の発売以来、急速に成長している高可用性の分散型データベース。2012年3月には、シンプルな分散型エンタープライズソフトウェア「Riak CS」を発表した。
「Riak CS」は、マルチテナント機能とAmazon S3対応APIを提供し、パブリックとプライベートクラウドの包括的なストレージプラットフォームを提供する。なお、IDCフロンティアは、データセンターの大規模なフットプリントによる利点と、クラウド・サービスのプラットフォーム強化のための分散型クラウド・ストレージを提供するために、「Riak CS」を活用していく。
「Riak」はオープンソースで、公式サイトよりダウンロードできる。「Riak EnterpriseDS」は、先進的なレプリカ、サービス、24時間のサポートが利用可能。「Riak CS」は、先進的な報告書機能とAmazon S3互換API機能を備えた、マルチテナントのオブジェクトストレージを実現する。
【関連リンク】
・Basho Technologies
・IDCフロンティア
・「Riak」のダウンロード
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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