Opera Softwareは、28日(現地時間)、Webブラウザ「Opera」のデスクトップ向け最新バージョンとして、「Opera Next 15」をリリースした。
「Opera Next 15」は、これまでベータ版としてリリースされていたもので、WindowsとMacに対応している。新機能としては、「Speed Dial」「ディスカバー機能」「スタッシュボックス」を備えており、検索機能やユーザーインターフェースも変更した。
「Speed Dial」は、スタートページを刷新し、Webコンテンツをより簡単かつスマートに探し出せるようにした。アイテムはフォルダごとにまとめられ、簡単にフィルタリングできる。また、「Speed Dial検索フィールド」を使えば、従来のブックマークフォルダのような柔軟性と、効率性を兼ね備えたグラフィカルなエントリとして使える。
「ディスカバー機能」は、ブラウジングすることなく、話題のコンテンツを見つけられる機能で、住んでいる国や関心のある地域の新しい記事を、検索することなく、カテゴリ別に自動で表示する。
「スタッシュボックス」は、アドレスバーのハート型のアイコンをクリックするだけで、比較したいWebサイトを簡単に収集できる。収集したページは、サイズ変更可能なページプレビューや、キーワードでの検索に対応している。
アドレスバーと検索バーは統合され、検索用語を入力し、検索エンジンを選択して、直接検索を実行できる。
エンジンにはChromiumエンジンを採用しており、かつて「Opera Turbo」と呼ばれていたデータ圧縮モードで、SPDYプロトコルをサポートしているので、ネットワーク状態が悪くても、Webページの高速なロードを可能にしている。
なお、Opera Softwareでは、ユーザーからのフィードバックに基づき、メールクライアントをスタンドアロンの「Opera Mail」として提供する。メールクライアントの分離によって、ブラウザ自体のメモリ使用量削減を実現している。
「Opera Mail」は、ラベルやフィルタリング、スレッド、マルチタブ機能によって、高速でスムーズなメール操作を体験できる。現在は、RC版が提供されている。
【関連リンク】
・Opera Software(英語)
・「Opera Next」(英語)
・「Opera Mail」(RC版、英語)
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